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ランパード率いるチェルシーが川崎F戦へ来日「私たちにとってもチャレンジ」

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横浜市内で記者会見するチェルシーのフランク・ランパード監督

 19日に日産スタジアムで開催されるJリーグワールドチャレンジ2019で川崎フロンターレと対戦するチェルシーが16日、来日し、横浜市内で公式会見を行った。今季からチェルシーを率いるフランク・ランパード新監督は「次のシーズンに向けた準備の段階として極めて重要な試合になる」と位置づけ、Jリーグ2連覇中の川崎Fについても「質があり、エネルギーがあり、スピードがあるチーム」と指摘した。

「この段階の私たちにとっても必要なチャレンジになる。日本のトップチームと試合ができることに対してリスペクトの精神も持っている。自分たちに何ができるかをテストできる。プレミアリーグでもチャンピオンズリーグでもいろいろなスタイルを持ったクラブがいるので、異なったスタイルのチームと試合をすることは重要だ」

 13年間所属したチェルシーを13-14シーズン限りで退団したあと、マンチェスター・シティ、ニューヨーク・シティでプレーし、17年2月に現役を引退したランパード監督。昨年5月からチャンピオンシップ(2部相当)のダービー・カウンティを指揮すると、昇格プレーオフで決勝に進出するなど、さっそく手腕を発揮した。

 チェルシーのクラブ歴代最多得点記録を持つレジェンドが指揮官として5年ぶりに“帰還”。昨季はプレミアリーグ3位に入り、ヨーロッパリーグ優勝を果たしたチェルシーだが、ランパード新監督は「良いシーズンだったと思う」とマウリツィオ・サッリ前監督(現ユベントス監督)が率いたチームを評価したうえで、「私は後ろは振り返らないでやっていきたいと思っている。たくさんの強みがあるが、自分のやり方がある」と力説した。

「自分自身、チェルシーというクラブもチェルシーの選手もよく知っている。この1週間、みんなでトレーニングしているが、大変満足している。選手の態度にも選手の質にも満足している。私が求めるプレーというのは、エネルギーに満ち溢れていて、スピード感のあるプレーだ。ボールを失ったらすぐ取り返す、ボールを持っていたら速く進める。そして勝つために試合をするということ。それを目指して、みんなが大好きなフットボールを楽しくできるようにすることが私の仕事だ」

 今月10日にボヘミアンズ(アイルランド)、13日にセント・パトリックス(アイルランド)とプレシーズンマッチを行い、1-1、4-0の結果だった。これまでの2試合で数多くの選手を起用してきた41歳の指揮官は川崎F戦に向けて「スタメンについては話せない。というのは、まだ自分でも分からないからだ」とし、「すべてのフォーメーション、いろんなトレーニングを試していく必要がある。試合の中でいろいろ見極める必要がある。プレシーズンの中で検討を重ねて、プレミアリーグとチャンピオンズリーグに臨む実際のチームメンバー、構成を決めていく」と青写真を描いた。

(取材・文 西山紘平)

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