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ユーロ予選ジェラード出場へ、世論が後押し

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 欧州選手権予選は8日、各地で開催される。日刊スポーツによるとイングランドは、つま先を骨折しているMFスティーブン・ジェラード(27)の起用をめぐり、代表と所属先のリバプールとで議論が紛糾しているという。

 8日に行われるイスラエル戦へ、ジェラード自身は痛み止めの注射を打ってでも出場を希望。マクラーレン代表監督も「彼を出すために、できることは何でもする。代表に必要なんだ」と、クラブの自粛要請を突っぱねる方針だという。MFデビッド・ベッカム(32=ギャラクシー)やMFフランク・ランパード(29=チェルシー)らが故障欠場するだけに、もうひとりの中盤の要にすべてを託す模様だ。

 イングランド代表は現在、予選突破圏外のグループ4位と苦戦中。12日のロシア戦も含めた2連戦の結果次第では、出場権が遠のく可能性もある。この危機的状況に、手厳しさで知られる英国メディアも同情している模様。大衆紙サンは5日付のコラムで「マクラーレン監督は正しい。みんなジェラードの出場を願っている。本人も出たいと言っているんだ」と監督を擁護。これまでの批判的な論調を一変して、メディアが世論を扇動しているという。

(文 吉田太郎)

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