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エース染野が今大会初出場…尚志、劇的後半AT弾で追いすがる東海大相模を撃破!!

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東海大相模高MF橋本一汰(左)を振り切ろうとする尚志高FW染野唯月

[7.27 総体2回戦 東海大相模2-3尚志 南城市陸上競技場]

 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」男子サッカー競技(沖縄)の2回戦が27日に行われ、南城市陸上競技場(ローン)の第1試合では2年ぶり2回目の出場となる東海大相模高(神奈川2)と、10年連続12回目の出場となる尚志高(福島)が対戦。互いに2点を取り合って迎えた後半アディショナルタイムにMF小池陸斗(3年)が劇的な決勝ゴールを奪い、尚志が3-2の勝利を収めた。

 初戦の四中工戦(○5-0)に続き、U-18日本代表でJ1鹿島加入内定が発表されているエースFW染野唯月(3年)が2試合連続ベンチスタートとなった尚志だったが、開始早々の前半5分に先制に成功。DF吉田奨(3年)が左足から蹴り出したCKをDF中川路功多(3年)がヘディングで合わせてゴールを陥れ、スコアを1-0とした。しかし同15分、右サイドから蹴り込まれたFKの流れからゴール前が混戦となると、最後はFW戸澤龍人(2年)が右足でねじ込んで東海大相模が試合を振り出しに戻す。

 1-1のまま前半を折り返すと、尚志は小池とともに今大会初出場となる染野をピッチへと送り込んだ。すると後半17分、素早いリスタートの流れから右サイドでボールを受けたDF坂従颯蒔(3年)のアーリークロスをFW阿部要門(2年)がダイビングヘッドで突き刺し、尚志が再びリードを奪う。だが同27分、東海大相模がPKを獲得。キッカーを務めたMF長嶋風太(3年)のシュートはGK鈴木康洋(3年)に一度はストップされるも、やり直しとなったPKを長嶋がきっちりと沈めて2-2の同点に追い付いた。

 しかし、このままPK戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイムに劇的なゴールが生まれる。左サイドからFW山内大空(3年)が中央に送ったパスを受けた小池が左足を強振。蹴り出されたボールはGK川邊大聖(3年)に触れられながらも勢いで勝ってネットを揺らし、尚志が3-2の勝利を収めた。

 2年ぶりに3回戦に進出した尚志は、28日の3回戦で神村学園高(鹿児島)と対戦する。

(写真協力=高校サッカー年鑑)

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