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大迫勇也の“招集問題”にブレーメンSDが言及…東京五輪参戦の可能性は「知らされている」

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FW大迫勇也の“招集問題”にブレーメンSDが言及

 ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也だが、OA(オーバーエイジ)枠として来夏の東京オリンピックの日本代表メンバーに招集される可能性の報道にクラブ側が反応。フランク・バウマンSD(スポーツディレクター)が、地元紙『ベーザークリーア』でこの件についてクラブ側の考えを述べた。

 昨夏にケルンからブレーメンに移籍し、ロシア・ワールドカップ後に新チームに合流した大迫。昨夏のプレシーズンに続き、日本代表の一員として今年の2019アジアカップに参戦することになり、ブレーメンの冬季中断期のキャンプへの参加も見送られることに。さらに同大会からケガを負って戻ってきたたけに、クラブ側はJFA(日本サッカー協会)に怒りを示すと、6月のコパ・アメリカへの招集を拒否している。

 ブレーメンは今後、大迫の“招集問題”に関してはどのうように対応するのだろうか。『ベーザークリーア』に問われたバウマンSDは、「日本の協会にはしばらく前に我々にユウヤは(五輪代表メンバーの)候補になる可能性について知らされている」とOA枠としての招集の可能性はあることを認めつつ、「だがこの話はまだ先のこと。シーズン終盤に話し合うことになる」と現時点に1年後のオリンピックに関して判断するのは難しいとした。

 JFA側には選手に対する拘束力はないが、クラブ側としては本人の希望を尊重したいようだ。同SDは「自国でのオリンピックは特別な魅力を持つ。ドイツで開催されていたら、私も選手として参加したかっただろう」と理解を示し、「基本、我々は日本の協会、ユウヤと合意の上での解決策を見つけようと試みる」とも言及。「ユウヤにとっては特別なことだ。だからこそ、この話は思慮深く扱わなければいけない」と強調した。

 東京オリンピックのサッカー大会が開催されるのは2020年7月26日~8月8日まで。大迫はブレーメンでのプレシーズンを欠席することになっても、再びブレーメンとJFAの関係が緊迫化することはないようだ。

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