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ザッケローニが振り返るブラジルW杯「私を敗退へ追い込んだのは当時絶頂の彼だった」

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アルベルト・ザッケローニ氏が振り返るブラジルW杯

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア紙『イル・マッティーノ』のインタビューに応じ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスについて見解を示した。

 ザッケローニ氏はかつてユベントスやインテルなどビッグクラブの指揮官を歴任し、ミランを率いた1998-99シーズンには、スクデットを獲得した経験を持つ。母国イタリアで華麗な経歴を誇ったザッケローニ氏だが、2010年8月、ヨーロッパから遠く離れた日本で代表監督に就任することを決断。日本を2014年ブラジル・ワールドカップ出場へと導いた。しかしザック・ジャパンは、グループリーグ1敗1分で迎えた3戦目でコロンビアと対戦すると、後半から途中出場し、1ゴール2アシストと躍動したハメス・ロドリゲスの壁に阻まれた。ザッケローニ氏は5年前を振り返る。

「私は日本を指揮し、2014年ブラジルW杯に臨んだが、コロンビア代表の彼に敗退へと追い込まれた。前半を1-1で終えていたが、彼が入ってすべてが変わってしまった。ハメスはコロンビアをけん引し、4-1の最後のゴールも決めた。私が対戦した当時の彼はキャリアの絶頂だったと言える」

 なお今夏の移籍市場において、ハメスには恩師であるカルロ・アンチェロッティが率いるナポリが獲得に関心を示している。ザッケローニ氏は、ナポリ指揮官ならハメスを活かすことができると太鼓判を押しつつ、監督を称えた。

「ハメスは簡単に相手をかわし、数的有利を作ってゴールを決めることができる選手だ。カルロはすでに彼に指導した経験もあり、選手の能力を最大限引き出すことができるはずだ。選手の能力を引き出す力こそ、彼が世界最高峰の指揮官である所以だ。友人だからそう言っているわけではない。彼は選手との対話を通じて最良の方法を見つけることができる。それにシステムに固執することなく、選手に合わせて変更できることも彼の強みだ」

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