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「自称サポには嫌悪感でいっぱい」ランパードが怒りのコメント

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フランク・ランパード監督がFWタミー・エイブラハムへの批判に怒り

 チェルシーフランク・ランパード監督がUEFAスーパーカップでリバプールに敗れた後、ネット上で21歳FWタミー・エイブラハムに非難が集中したことに遺憾の意を表明した。クラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

 チェルシーは14日、トルコで開催されたUEFAスーパーカップでリバプールと対戦し、2-2で突入したPK戦の末、PK4-5で敗北。エイブラハムは5人目のキッカーを務めて失敗していた。

 ランパード監督は記者会見でエイブラハムへの批判の声について、“自称チェルシーファン”の行為に過ぎないと言及。差別行為に断固反対するクラブの姿勢を改めて示した。

「いわゆる自称チェルシーサポーターという人間の行為には嫌悪感でいっぱいだ」

「タミーは5人目のキッカーを自ら名乗り出た。勇敢に戦ったんだ。なのにキーボードやスマホを叩いているだけの人間にくだらない事ばかり言われている」

「こうした行為は見過ごせない。考え方を改めるべきだ」

「タミーに代わって遺憾の意を表明する。クラブとしても許せない。あらゆる場面で差別行為に反対してきた。こうした行為が起こると、全てが台無しだ」

 PK戦ではシュートを失敗したエイブラハムだったが、試合の中では途中出場で攻撃を活性化。1-2で迎えた延長前半9分にはMFジョルジーニョの同点弾につながるPKを獲得した。

 ランパード監督は「タミーは常にゴールを狙っている。いい選手だよ。飢えている。練習でも、どんな場面でもゴールに飢えているんだ」と称賛している。そして「彼はまだ若い。だが実力は十分だ。クラブにとって偉大なストライカーになる。時代は来るはずだ」とアカデミー出身の生え抜き選手に期待を寄せた。

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