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アドリアン、ファンの襲撃で負傷も「次戦へ準備はできている」…クロップはファンに自制を求める

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開幕戦の試合後に負傷したGKアドリアン

 リバプールのGKアドリアンは、負傷により状態が心配されるものの、次戦出場に向けて楽観的だ。

 今夏の移籍市場閉幕間際に第2GKを務めてきたシモン・ミニョレの代役としてリバプールに加入したアドリアン。すると、開幕戦で負傷した正守護神アリソン・ベッカーの代役に抜擢され、14日に行われたチェルシーとのUEFAスーパーカップではPK戦勝利の立役者となった。

 しかし試合後、アドリアンに悲劇が起きる。1人のサポーターが原因でスペイン人GKはケガを負った模様で、ユルゲン・クロップ監督は16日の会見で同選手がサポーターからの“襲撃”で足首を負傷したと話し、17日のサウサンプトン戦に起用できるか明言を避けていた。

 アリソンに続いてアドリアンまでも離脱するのではないかと不安の声が上がる中、同選手は16日午後、クラブの公式ウェブサイトで「今日、状態は大分良い」と順調な回復をアピールし、当時の状況について口を開いた。

「変な状況だった。僕たちが勝利を祝っているとき、1人の男がスタンドから降りてきて、ピッチ内を走り出した。そして、彼は僕たちの前で滑ったんだろうね。セキュリティーも一緒に滑っていて、僕に向かってタックルしてきたんだ。少し変なシチュエーションだったけれど、良くなっているし、明日に向けての準備もできている。僕は明日もプレーできると楽観的だよ」

 一方のクロップ監督は、ピッチ内に侵入し、選手をケガさせた1人のサポーターへ怒り。16日の会見で「我々がどれだけファンを愛しているかなんて疑う余地もない。しかし、あれは最悪な場面だった。コミュニティーシールドのシティ戦でも同じことが起きたし、ノリッジ戦でも誰かがピッチ内を走っていた」と観客による行為に辟易した様子。

 さらに続けて「これらの行為はまったく面白くない。スタジアムにフェンスが必要だなんて思わないが、それはファンに対しての責任を意味している。仮に1人のサポーターが自制できないのであれば、周りのサポーターが引き留めるべきだ。面白くもなんともない。クレイジーだ」とサポーターへ自制を呼びかけた。

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