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特別指定の21歳がJ初ゴール!! 千葉MF見木友哉「何か起こるかもと思った」

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[8.18 J2第28節 大宮2-1千葉 NACK]

 一矢を報いるゴールを奪った。ジェフユナイテッド千葉にとって唯一となる得点を記録したのは特別指定選手のMF見木友哉(関東学院大)だった。

 前半に2点のリードを許す苦しい展開となったが、後半に入ると徐々に反撃に転じ、後半19分にMF小島秀仁に代わって見木がピッチへと送り込まれる。「ボールにいっぱい触れてリズムを作ろうと思った」と中盤の底から前後左右に動いて積極的にボールに絡むと、ドリブル、パスを的確に選択して攻撃の潤滑油となる。そして、「ゴール前に人が足りなかった。(ボランチでコンビを組む熊谷)アンドリュー君がリスク管理してくれていたので、任せて少し前でプレーしようと思った」と徐々に前線に顔を出す回数を増やしていく。

 すると、後半41分に大きな仕事をやってのける。左サイドからDF安田理大が送ったクロスはファーサイドまで流れるが、大宮MFイッペイ・シノヅカのクリアが中途半端になってボールは上空に。GK加藤有輝の前にFWアラン・ピニェイロが立ちはだかって動きに制限をかけると、後方から走り込んだ見木が落ちてきたボールをヘディングで合わせてネットを揺らし、1点差に詰め寄るJ初ゴールを奪取した。

「ボールが上に上がったとき、アランがGKのとこに行っているのが見えたので、もしかしたらゴール前に行ったら何か起こるかもしれないと思った。よく詰められたと思う」

 6月21日に来季の加入内定が発表され、特別指定選手として登録されると、7月7日のJ2第21節徳島戦で先発デビュー。その後、2試合の途中出場を経て迎えた大宮戦だった。自身、出場4試合目で刻んだ大きな一歩に「4試合目で取れたのは自信になるし、早く取れるに越したことはないのでホッとしている」と答えつつ、初ゴールがチームの白星につながらなかったことで、「自分が勝たせられるようにやっていきたい」と力を込める。次こそは勝利を――。21歳の若武者は前だけを見据えている。

(取材・文 折戸岳彦)

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