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[MOM2953]大阪産大附FW増田哲平(1年)_負けられない一戦で攻守に走って勝利に貢献

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前線から献身的な守備を見せた大阪産大附高FW増田哲平(右)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.22 関西U-16~Groeien~G1第8節 大阪桐蔭高 0-1 大阪産大附高 伊勢フットボールヴィレッジ]

 敗れれば降格圏の10位転落となる大阪産大附高が1-0で競り勝った。「(残留を争う)初橋(初芝橋本高)が引き分けたのでヤバイなとなっていました」という一戦で特に貢献度が高かったのが、FW増田哲平(1年)だ。

「きょうはいつもより運動量多く走れたことが良かった」と振り返ったように、運動量多く走った1トップはスペースへの動きや前線での競り合いで相手の守りを押し下げ、献身的な守備でも奮闘。勝ち点3獲得に繋がる働きを見せた。

 競り合いを得意とする増田は前半32分に左サイド後方からのクロスを触り、MF島田賢斗の決勝点にも絡んだ。

 中学時代は2トップの一角で、ボールを受けて足元で勝負するタイプだったという。だが、「ここ(大産大附)に来て1トップになって、『FWは相手のDFラインを下げろ』と言われて裏に抜けるようになりました」。当初はもっとボールに触りたいという思いもあったというが、「今は前向いて点獲りたいとなっている」。チームのFWとしての役割に徹して背後へ抜け出す動きを繰り返している。

 リーグ戦ではまだ無得点だが、G1リーグ残留を懸けた最終節もチームのために運動量多く走る意気込みだ。「あまり似ていないんですけれどもジョアン・フェリックスが好きです。強くてコケへんところが好きですね」と語るFWは、貪欲にゴールも目指しながら役割を果たして再び勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
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