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[MOM2958]履正社MF高橋直樹(1年)_「気が利く」MFはプレー、リーダーシップでチーム引っ張る存在へ

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.23 関西U-16~Groeien~G1第9節 履正社高 2-1 大阪産大附高 伊勢フットボールヴィレッジ]

 履正社高の上原岳大コーチは、1ボランチとして奮闘したMF高橋直樹(1年)について「技術的にはまだまだだけど、凄く気が利く選手」と評する。

 通ればピンチになりそうなパスをタックルでクリアし、幅広い動きでドリブルを阻止。また、味方選手をサポートして相手選手を挟み込む。特に守備時に見せる勘の良さとハードワークが印象的。「球際と切り替えとハードワークというのは昔からずっとやっているので意識してやっていました」というボランチは、自分の武器を表現して存在感を発揮し、最終節の勝利に貢献した。

 それまでのダブルボランチから最終2節はチームのシステムが4-1-4-1へ変更。それに伴い、高橋が1ボランチを務めることになった。守備範囲が広くなったことにも対応している高橋だが、攻撃面ではもっともっと成長しなければならないと感じている。

「アンカーでもシャドーのポジションでも守備の部分は伴ってくる。僕は、身長はちっちゃいけれど、頑張れるのがウリだと思っている。そういうところを伸ばしつつ、これまで出せてこなかった展開とか縦へのくさびのパスとかもっと増やして行かないとダメかなと思うので意識していきたい」と力を込めた。

 C大阪U-15出身のMFは、プレーでも、精神面でもチームを引っ張る。上原コーチは「チームを引っ張っていって欲しい」とエール。本人も「最終的には全国制覇を目指していて、僕らの学年はまだまとまりがないので、もっとみんなで活気を出していけるように僕から発信していきたい」と誓った。目標の全国制覇のため、チームとともに成長を遂げる。

(文 吉田太郎)
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