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ランパードの予感的中!期待の21歳ストライカー2発で初勝利「試合前に…」

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タミー・エイブラハムはベンチに駆け寄り、フランク・ランパード監督と抱き合った

 チェルシーを率いるフランク・ランパード監督が今季初勝利に導いたFWタミー・エイブラハム(21)を称えている。クラブ公式サイトが伝えた。

 今季ランパード監督が就任したチェルシーは、リバプールとのUEFAスーパーカップはPK戦の末に敗れたものの、プレミアリーグでは1分1敗とまだ勝利がなかった。そんな中、24日にアウェーで昇格組ノリッジと対戦。ウォーミングアップ中にFWペドロ・ロドリゲスが負傷するアクシデントに見舞われたが、開始早々に先制点を奪う。

 前半3分、右サイドでFWクリスティアン・プリシッチのパスを受けたDFセサル・アスピリクエタがライン際からクロスを供給。これをエイブラハムが右足で押し込み、先制に成功する。21歳ストライカーは一直線にベンチに駆け寄り、ランパード監督と抱擁。トップチームでの初ゴールを喜んだ。

 積極的なプレーが光るノリッジに苦しみ、2度のリードを追いつかれたチェルシー。それでも後半23分に再びエイブラハムがゴールネットを揺らす。カウンターからMFロス・バークリーの縦パスを受けたエイブラハムがファーストタッチで相手をかわし、PA手前から右足を一閃。低い弾道のシュートを沈め、3-2の勝利に導いた。

 待望の初勝利をもらたしたエイブラハムに対し、ランパード監督は「試合前にタミーに『今日はタミーの日になる』と伝えたんだ」と活躍する予感があったと明かし、「試合前には惑わすようなものがあったが、彼を信じていたし、若いストライカーにはサポートが必要だ。彼に対しては様々な感情がある。これからは自信を持って頑張ってほしい」と背番号9に期待を寄せた。

 また、エイブラハムはUEFAスーパー杯でPKを外し、SNS上で人種差別を受け、精神的にも厳しい時期を過ごしていた。「タミーに対してはオンライン上の誹謗中傷からサポートした。できる限り彼をサポートしたいし、彼が自分からの信頼を感じてくれたら嬉しいね。そしてシュート練習も一緒にやっていきたい。1点目は素晴らしい駆け引きから生まれたものだった。日頃のトレーニングの成果だ」とチームとしてサポートしていくとした。

「彼には苦しい時期だった。ストライカーというのはシンプルにゴール数で評価を受ける。たまにアンフェアだと思うがね。でも性格や情熱を考えたときに、彼にはここにいる必要がある。毎日少しずつ良くなることができる。だから彼がゴールを決めてくれて嬉しいよ」

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