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[クラブユース選手権U-15]鳥栖U-15MF鬼木が大会MVPに!MIPはMF藤田、得点王はFW池田が獲得

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大会MVPにはサガン鳥栖U-15のFW鬼木健太が選ばれた

 第34回日本クラブユース選手権(U-15)大会の表彰選手が発表され、大会MVPにはサガン鳥栖U-15のFW鬼木健太が選ばれた。

 もっとも、表彰式で名前を呼ばれた本人は「『え、自分?』という感じ。ビックリした」と振り返ったように、大会を通じたパフォーマンスに満足感はないと言う。「もっと7点とか8点とか点を取れたと思う」と首を捻りつつも、「クロスの質とかシュートの質は少し成長できている」と向上した部分について手応えを感じた大会であったとも言う。

 鳥栖の森惠佑監督は鬼木について「大会を通じて伸びてくれた一人」とした上で、「以前は縦(の突破)だけだったけれど、今は(横の)幅を持てるようになっている」と評価する。決勝の試合途中やU-15日本代表候補ではSBとしても起用されるなど、個としての守備能力についても評価は高い。

 また、大会MIPにはセレッソ大阪U-15のMF藤田崇弘が選ばれた。藤田は「元々ボランチの選手」(田島一樹監督)のためMF登録だが、今大会はCBとしてプレー。指揮官は「去年は試合に出られていなかったけれど、謙虚さのある選手で一番成長している」とした上で、決勝戦でのゴールライン上でギリギリのクリア場面を挙げて、「なかなかできないプレー。一番信用できる選手」と激賞した。

 そして、準々決勝で敗退したものの、5試合で11得点を記録したMIOびわこ滋賀U-15のエースストライカー、池田怜央が得点王を獲得。ランキングの次点は9得点のFW貴田遼河(FC多摩ジュニアユース)だった。警告・退場の少なかったチームに贈られる大会のフェアプレー賞は、横浜F・マリノスジュニアユースが受賞している。

(取材・文 川端暁彦)
●第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会

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