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史上最多海外組19人にも…長友「ビッグクラブでプレーしている選手は一人もいない」

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MF堂安律と言葉をかわすDF長友佑都

 5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(カシマ)、10日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(ヤンゴン)に臨む日本代表メンバー23人中、海外組は過去最多の19人を占めた。国内組はわずかに4人。それでもDF長友佑都(ガラタサライ)は「ビッグクラブでプレーしている選手がいるかというと、一人もいない。そこは冷静に見ないといけない」と、自らを含めてあくまで厳しい目を向けた。

「海外に行くことが成功じゃない。(海外の)ビッグクラブで結果を残すことが成功。それができるように、自分自身まだまだやっていきたい」。かつてはセリエA名門のインテルでプレーし、11-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは8強入りも経験。昨季はガラタサライで7シーズンぶりのCL出場を果たし、今季も2年連続で参戦する。

 先月29日にそのグループリーグ組み合わせが決まり、レアル・マドリー(スペイン)、パリSG(フランス)、クラブ・ブルージュ(ベルギー)と同組という「すごいグループに入った」が、「そこでアピールできれば、もうすぐ33歳だけど、(ビッグクラブ移籍の)チャンスがあると思っている。本気でやりますよ」と目をギラつかせる。

 また、リバプールのオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクがUEFA年間最優秀選手賞に選出され、DFとして史上初めて受賞したことに「得点を取る選手がフォーカスされるだけではなく、サッカー自体も変わって、サッカーを見る目も変わってきた。いつかサイドバックがバロンドールを取ることもあると思う」と、大いに刺激を受けている様子だった。

(取材・文 西山紘平)

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