beacon

トゥエンテ中村敬斗のレッドカードは妥当か?元オランダ代表ら解説陣の間で意見が二分

このエントリーをはてなブックマークに追加

中村敬斗のレッドカードに様々な意見が

 トゥエンテ中村敬斗のレッドカードについて、解説陣の中でもさまざまな意見が飛び交っているようだ。オランダ『Twente Insite』が伝えている。

 今夏にガンバ大阪から期限付きでオランダ・エールディビジのトゥエンテに加入した中村。ここまでリーグ戦全試合に先発出場する日本人FWは15日に行われたシッタート戦のスタメンにも名を連ねる。すると16分に今シーズン3点目となる先制点をマークし、その後追加点をアシストするなど大活躍を見せる。

 しかし前半終了間際、相手選手に強烈なスライディングを見舞い、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の検証の結果、危険なタックルと見なされ、レッドカードを提示されて退場に。トゥエンテは3-2で勝利したが、日本人FWのスライディングを巡って『FOXスポーツ』の解説陣の間で考えが割れているようだ。

 トゥエンテOBでオランダ代表としても活躍したロナルド・デ・ブール氏は「あれがレッドだとは思わない。リプレイを見返せば、レッドに見えそうだが、通常のスピードで見る限り、足が完全に伸びているわけではない。もちろん、ハードなタックルだったが、フォルトゥナ・シッタートの選手からもらいに行ったようにも見える。それに、彼自身はボールにヒットしているから、レッドとは思えない」と判定に疑問を呈した。

 一方で、元デンマーク代表で同じくトゥエンテでプレーした経験を持つケネス・ペレス氏は、「レッドは愚なプレーに対してのもの」と中村のプレーに苦言。そして「別の視点から見れば、彼はボールだけではなく相手選手までも刈っている。ピッチサイドに行ったレフェリーは、レッドカードを出す以外のことは何もできなかった」とVARの助けを借りて主審が下した判定を支持している。

 なお、このレッドカードを受け、中村は2試合の出場停止処分を科される。そのうち1試合は執行猶予付きとなっているようで、20日のヘラクレス戦のみの欠場が決まっている。

●海外組ガイド
●オランダ・エールディビジ2019-20特集
●堂安、板倉の試合も!!“初月無料”DAZNでハイライト配信中
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP