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18日に21年U-17W杯アジア1次予選初戦。“04ジャパン”の戦いがいよいよスタート!

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U-15日本代表の森山佳郎監督が合同記者会見に出席

 18日から始まるAFC U-16選手権2020予選グループJ(ラオス)の開幕に合わせ、前日の17日に首都・ビエンチャン市内のホテルにて日本を含めた参加4か国の合同記者会見が開催された。

 登壇したU-15日本代表の森山佳郎監督は2年後のU-17W杯へ向けて「次のステージへ進む権利を得ることがまず大事になる」と勝利に意欲を見せつつ、同時に「大会を通じた選手の成長と勝利の両方を追求していきたい」と語った。

 今予選は地元開催で力の入るラオスに加え、AFF U-15選手権(東南アジアのU-15選手権)において地元のタイ、ゲスト参加のオーストラリアなどを破って優勝しているマレーシアも同居するタフな組み合わせ。「決して簡単な戦いにはならない」と森山監督も警戒を深める。

 また、連日最高35度に迫る灼熱の炎天下の中で、中1日の3試合をこなすレギュレーションも曲者だ。「日本だけ3試合とも15時キックオフの第1試合になってしまい、選手の健康にも気を遣う必要がある」と指揮官が顔をしかめたことに加え、中学生が中心の編成のため、そもそも90分ゲームの経験を持っている選手がほとんどいないのも懸念材料の一つ。3試合を通じて交代を含めて連れてきた23名の選手をどう使っていくかというチームマネジメントも大きなポイントとなりそうだ。

 今予選は18日のラオス戦に始まり、20日に日本人の井上和徳監督が率いるカンボジアと、22日には最大の難敵と目される東南アジア王者のマレーシアと決戦を迎える。2004年以降に生まれた選手たちで構成される“04ジャパン”にとって初めての公式戦が、いよいよ幕を開ける。

(取材・文 川端暁彦)
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