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ディ・マリア2G! “三本柱”欠場のパリSGが3発完勝発進、ジダンレアルは“4連覇”へ厳しい船出

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FWアンヘル・ディ・マリアのゴールで歓喜に沸くパリSG

[9.18 欧州CLグループA第1節 パリSG 3-0 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は18日、グループリーグ第1節を各地で行い、A組のパリSGレアル・マドリーが対戦した。古巣対戦となったFWアンヘル・ディ・マリアが前半のうちに2ゴールを決め、終盤にも加点したパリSGが3-0で勝利。強豪対決を制し、悲願の初優勝へ好スタートを切った。

 白のパリSGに対し、紺のR・マドリーという互いにメインのチームカラーとは異なるシャツを着ての一戦。パリSGはFWネイマール、FWキリアン・ムバッペ、FWエディンソン・カバーニが欠場したのに対し、R・マドリーはDFセルヒオ・ラモス、DFナチョ・フェルナンデスが出場停止で、DFマルセロが負傷欠場というメンバー構成で行われた。

 ホームのパリSGは前半14分、早くも試合を動かした。深く攻め込んでの攻撃から左サイドを崩すと、FWマウロ・イカルディとのワンツーで抜け出したDFフアン・ベルナトがニアサイドにクロス。ここに走り込んだFWアンヘル・ディ・マリアが角度のないところからダイレクトで決めた。

 その後もパリSGペースは変わらない。イカルディとディ・マリアに加え、昨季までセビージャでプレーしていたFWパブロ・サラビアも積極的に攻撃に関与。ポルトからの加入でこの日がR・マドリー初出場となったDFエデル・ミリトン、DFラファエル・バランのCBコンビを次々に苦しめていく。

 R・マドリーは前半31分、ゴール右斜め前からの直接FKをFWガレス・ベイルがそのまま狙うもわずかに枠外。それでも33分、パリSGはMFマルキーニョスとのワンツーで右サイドを駆け上がったMFイドリサ・ゲイエが中央に送ると、今度はミドルレンジからディ・マリアがダイレクトで打ち込み、早くも2点のリードを得た。

 するとR・マドリーも前半35分、リフティング気味に相手をかわしたベイルがループ気味の右足ボレーシュートを流し込む。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によってベイルの腕にボールが当たったことが分かり、ゴールは取り消し。手や腕に当たった後に得点が生まれた場合は問答無用でハンドという新ルールが適用された。

 後半はややR・マドリーがボールを持つ時間が増えるも、パリSGの守備陣は冷静な対応を続ける。ところが10分、DFフェラン・メンディのクリアに詰めたディ・マリアが足を負傷し、ピッチに倒れ込む時間があった。それでも最後は起き上がり、16分にはサラビアへのパスで決定機を導いた。

 攻め手を欠くR・マドリーは後半25分、MFハメス・ロドリゲスとFWエデン・アザールに代わってMFルーカス・バスケスとFWルカ・ヨビッチを投入。31分、ヨビッチのボレーがミートしなかったところからFWカリム・ベンゼマが押し込んだが、オフサイドポジションのバスケスがボールに干渉したため、ゴールは認められなかった。

 ようやくペースを取り戻したR・マドリーは後半34分、アーリークロスにベンゼマが頭で合わせたが、わずかに枠外。するとアディショナルタイム1分、パリSGはDFトマ・ムニエがボールを奪ったカウンターからベルナトがエリア内を崩し、最後は再びムニエにラストパス。終盤に3点目のリードを奪った。

 そのまま試合は終わり、パリSGが完勝で勝ち点3を獲得。R・マドリーは昨季の欧州CL敗退後、かつて欧州3連覇に導いたまま勇退したジネディーヌ・ジダン監督が就任。今季は指揮官にとって4連覇を目指すシーズンとなるが、強豪対決で厳しい船出となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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