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CLから中3日…ユーベは先制されるもラムジー&C・ロナウド2発で逆転勝利、「メンタル疲れていた」

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ユベントスが逆転勝利

[9.21 セリエA第4節 ユベントス2-1ベローナ]

 セリエAは21日に第4節を行った。ユベントスはホームでベローナと対戦し、2-1で勝利。先制を許したものの、MFアーロン・ラムジーの加入後初ゴール、そしてFWクリスティアーノ・ロナウドの逆転弾で試合をひっくり返した。

 18日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)アトレティコ・マドリー戦(△2-2)から中3日で行われた今節で、ユベントスは今夏加入したラムジー、DFメリフ・デミラル、そしてGKジャンルイジ・ブッフォンを初先発で起用。さらにMFロドリゴ・ベンタンクールやFWパウロ・ディバラも今季初先発となった。

 疲労も考慮されてターンオーバー制を敷く中、ユベントスが先制点を奪われる。前半19分、デミラルは相手選手に裏を取られてPA内でたまらずファウル。PKを献上する。PKは幸運にも外れたが、ユベントスはその後も数度の波状攻撃を受けると、最後はPA手前からMFミゲル・ベローゾにミドルシュートを決められ、失点を喫した。

 しかしユベントスは前半31分、同点に追いつく。左サイドからFWフアン・クアドラード、C・ロナウドとパスをつなぎ、中盤で受けたラムジーが右足シュートを放つと、相手DFに当たったボールは軌道を変えてゴール左へ。新加入の28歳のウェールズ代表MFが新天地で初得点を挙げた。

 試合は後半4分に動く。クアドラードが右サイドからPA右に進入すると、DFコライ・ギュンターがたまらずファウル。PKを手に入れたユベントスはC・ロナウドが冷静にゴールに突き刺し、2-1と試合をひっくり返した。

 終盤はベローナの猛攻もあったが、ブッフォンが好セーブを連発してリードを守り切る。終了間際にはMFブレズ・マトゥイディの突破を防いだベローナDFマラシュ・クンブラがこの試合2回目の警告で退場処分に。試合はそのまま終了し、ユベントスが2-1で今季3勝目を手にした。

 欧州CLという大一番から中3日で挑んだ今節に、マウリツィオ・サッリ監督はクラブ公式サイトで「選手たちはメンタル面で少し疲れていたかもしれない」と明かす。「また今はまだ構築段階なので、中盤の3人のうち2人を代え、大きな変化によってバランスとメカニズムが失われてしまった」と昨季主力以外のメンバーで思わぬ苦戦を強いたことを語った。また、今季初先発となったディバラについては「非常に良いプレーを見せた」とねぎらっている。

 また逆転弾を挙げたC・ロナウドもコメント。「チャンピオンズリーグの後で疲れがあった。アトレティコ戦のようなインテンシティの高い試合の後ではそれは普通のことだよ」と苦戦は想定内だった様子。「それでも勝ち点3を取れたし、次に進むよ」と気持ちを切り替えている。

 新天地での先発デビューを果たしたラムジーは「長い間、この瞬間を待っていた。勝利もゴールも、非常に嬉しいよ。マドリードでの試合の後で、重要な結果だった。相手は非常によく組織されていて、僕たちは難しい試合でよくやったと思う」と難しいチーム状況の中で掴んだ勝利に喜びを語った。

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