カマタマーレ讃岐は22日、MF渡辺悠雅(23)に重大な秩序違反行為があったとして、公式戦出場停止などの処分を科すことを発表した。なお、クラブは渡辺の“重大な秩序違反行為”の詳細について明らかにしていない。

　クラブ発表によると、重大な秩序違反行為が発覚した渡辺が事実関係調査中にラジオ番組に出演し、謹慎処分決定後に同番組が放送されるという事態が発生。クラブは「この事態を重く受け止め、クラブ独自の処分として、渡辺選手および幹部社員に処分を科すことを決定しました」と公表している。

　渡辺の処分内容については、J3第24節ロアッソ熊本戦から4試合の公式戦出場停止のほか、制裁金、自宅謹慎(9月20日～10月3日)、奉仕活動(10月4日～10月17日)を科すことが決定。また、渡辺のラジオ出演に対する管理不行き届きとして、池内秀樹代表取締役専務事業部長と小川徹競技部長にも1か月の10%減俸処分を科すという。

　クラブは再発防止策として、所属選手全員に対して、プロ選手として高い意識で行動できるよう勉強会を実施。また、「今回のラジオ出演を適切に取り扱うことができなかった業務手順を見直し、クラブ内の情報共有を促進し、スタッフによる適時適切な協議を通じて、適正な判断をできるようにします。また、クラブが尊重すべき価値観を共有し、メンバー一人ひとりが問題に気づき、関係者を巻き込んで解決していく行動指針の浸透に努めてまいります」と記している。

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