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冷静な判断で股抜きゴール…徳島DF藤田征也、今季初得点に「だいぶ時間がかかってしまった」

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[9.22 J2第33節 千葉1-1徳島 フクアリ]

 与えられた時間の中で大仕事をやってのけた。徳島ヴォルティスDF藤田征也は「だいぶ時間がかかってしまった」と、値千金の同点ゴールとなった自身の今季初得点を振り返った。

 0-1と1点のビハインドを背負って迎えた後半24分、FW河田篤秀に代わってピッチに送り込まれる。リカルド・ロドリゲス監督からは「高い位置を取って攻撃的に」と指示を受けていたようで、その言葉を体現するように右サイドから幾度となく好機を生み出そうと積極的な姿勢を示した。

 そして投入から10分後の後半34分に鮮やかな連係から同点ゴールをゲットする。右サイドでボールを受けると、中央のMF野村直輝に預けて自らはPA内へと走り込む。「ノム(野村)がうまくためてくれて、すごく良いボールを出してくれた」と、マーカーのDF下平匠を振り切ってフリーでボールを受ける。

「最初は中を見てクロスを上げようと思った」ようだが、冷静にGK佐藤優也のポジションを見極めて「GKが思ったよりも出てきていたのでシュートを打てると思った」とシュートを選択。右足から放ったシュートは佐藤優の股を抜いてネットを揺らし、貴重な同点ゴールが生まれた。

 33試合目で生まれた自身今季初得点に「だいぶ時間がかかってしまった」と語りつつ、「これからの終盤は一試合一試合、大事な試合になるので、自分の力を100パーセント出してチームの力になれるように努力していきたい」と今後に向けての意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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