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移籍後初ゴールが価値ある同点弾! 柏DF染谷「だいぶ遅かったけど…」

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柏レイソルDF染谷悠太

[9.22 J2第33節 柏2-1愛媛 三協F柏]

 前半のミスを取り戻す同点弾で反撃の口火を切った。柏レイソルDF染谷悠太は後半15分、FWオルンガのヘディングシュートがゴールポストに弾かれたところに反応し、左足ダイレクトでネットに流し込んだ。これが今季の加入以来初ゴール。「だいぶ遅かったけど取れて良かった」と笑顔で振り返った。

 この日、最初に観客の注目を一身に集めたのは前半30分、横パスの乱れで招いた大ピンチだった。ボールを奪ったFW近藤貴司のシュートミスに助けられたものの、「致命的ななりかねないミスをしてしまい、やられてもおかしくなかった」(染谷)と認めざるを得ないワンシーンだった。

 それでも0-1で迎えた後半15分、自身の加入後初ゴールで攻勢の先陣を切った。「その前のセットプレーでミカ(オルンガ)がヘディングでファーに流れたので、次は反応できるように」と準備していた動き出しで、ポストからの跳ね返りに反応。「とりあえずふかさないように」と意識したシュートでネットを射抜いた。

「欲を言えば前半で取りたかったけど、反撃につながる1点になって良かった」。前節は先発を外れていた背番号15の一撃で勇気付けられたチームは、後半35分にも1点を追加して勝ち越し。4試合ぶりの勝利でJ1自動昇格争い、そしてJ2優勝争いを大きく優位に運ぶ勝ち点3を獲得した。

 もっとも勝ったからこそ、前半の劣勢を打開する必要性を認識している。

「相手陣内への侵入はできたけど、侵入できた後、間へのパスで人とつがれなかった。相手も瀬川(右サイドバックのMF瀬川祐輔)のところで出させて取る狙いを持っていたし、中もあるしサイドも…という選択肢を持たないと、一つの選択肢だけだと相手も追いやすい。立ち位置や味方とのつながりをもっと大事にしないといけない」。

 そう攻撃の全体像を語った染谷だが、自らが務めるセンターバックにも攻撃の舵取り役としての責任があると考えている。再びここから連続出場を果たし、J1昇格に貢献するためにも「そこは自分が主導してできることなので、もっと改善できる。自分自身にフォーカスして改善していきたい」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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