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首位を追い込んだ愛媛の先制点…キレキレ長沼→藤本ダイレクト「イメージどおり」

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決めたFW藤本佳希とアシストしたMF長沼洋一

[9.22 J2第33節 柏2-1愛媛 三協F柏]

 愛媛FCは前半アディショナルタイム2分、大きな先制点を奪った。MF長沼洋一が「反射的にドリブルできた」と右サイドを切り裂き、中央で反応したFW藤本佳希による「ギリギリまで我慢して出してもらってイメージどおり」のトリッキーなシュートが炸裂。ハーフタイムまでは首位を追い詰める理想的な展開を演じた。

 ホームで戦った前回対戦は3-1で勝利。首位を独走中といえども得意の相手に対し、愛媛は立ち上がりから堂々としたプレーを見せた。長沼の「うまくミスマッチが作れて、ボールを動かせた」という言葉どおり、自陣からのビルドアップがしっかり機能し、守れば相手の強力な攻撃陣に目立った仕事をさせなかった。

 そうした前半アディショナルタイム、待望の先制点も生まれた。DF茂木力也のスローインを受けた長沼が果敢なドリブル突破から局面を打開すると、ニアゾーンを通したスルーパスに藤本が反応。シュートはGK中村航輔に触られたが、浮き上がったボールがゴールラインを超え、アシストした長沼は「佳希くんがうまかった」と決めた味方をたたえた。

 ところが後半は一転、システム変更に出た相手の攻撃を受け止める時間帯が続き、逆転を許した。サイドで守備に追われる時間が続いた長沼は「間違いなくレイソルは前半から変えてきたので、そこでどう変えていくか」と課題を指摘。藤本は「僕とシャドーのところでもっと時間を作れれば…」と悔やんだ。

(取材・文 竹内達也)
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