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ACL通算26点目奪取!! 決勝へと導いた興梠「モノにできて良かった」

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先制点をヘディングで決めた浦和レッズFW興梠慎三

[10.23 ACL準決勝第2戦 広州恒大0-1浦和 広州]

 またしても高い決定力を示した。浦和レッズFW興梠慎三は、アウェーで行われた準決勝第2戦・広州恒大戦で唯一のゴールを奪い、チームを2年ぶりの決勝へと導いた。

 2日にホームで行われた第1戦で2-0と先勝していた浦和は、引き分け以上もしくは1点差の敗戦で決勝進出を決める優位な状況でアウェーに乗り込んだ。前半は立ち上がりから広州恒大にフィニッシュまで持ち込まれる場面を作られるが、GK西川周作を中心とした守備陣が得点を許さずに試合を進める。

「前半をゼロでしのげば、後半は相手が前に出てくると皆で言っていた」。試合後のインタビューでそう語ったように、スコアレスで前半を折り返すと、得点が必要な広州恒大は圧力を強めてくる。しかし、ここで一瞬の隙を突いた。

 後半5分、右サイドを突破したMF橋岡大樹のクロスに飛び込んだ興梠がヘディングで合わせてネットを揺らし、先制に成功。今季のACL通算8点目、アウェーで6得点と勝負強さを発揮し、自身が持つACL日本人最多得点記録を「26」に伸ばした。

 アウェーゴールを記録したことで、広州恒大が勝ち上がるには4点が必要な状況に。最後まで得点を許さなかった浦和が1-0の完封勝利を収め、2試合合計3-0として2年ぶりの決勝進出を決めた。

 大仕事をやってのけたエースは「少ないチャンスだったけど、1点モノにできて良かった」と語ると、「今年、取れるタイトルはACLしかない。もちろんJ1リーグで残留することもそうだけど、まずはACLのタイトルを取りに行きたい」と決勝戦に向けて意気込んだ。

 ACL決勝の第1戦は11月9日にアルヒラル(サウジアラビア)のホーム、第2戦は同24日に埼玉スタジアムで開催される。

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