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やはり2列目起用…?「中盤もトップもできる」浅野&鎌田は“MF登録”に

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日本代表FW鎌田大地(左)とFW浅野拓磨(右)

 日本代表森保一監督は11月の国際Aマッチウィークに向けたメンバー選考において、前回合宿までFW登録だった浅野拓磨鎌田大地をMFで登録した。2人は10月15日のカタールW杯アジア2次予選・タジキスタン戦(ドゥシャンベ)でも4-2-3-1の2列目でプレーしており、今後も同様の起用が続く可能性が高そうだ。

 森保監督は「彼らは攻撃的なポジションであれば中盤もできればトップもできる。バランスを見ながら、ポジションの面では中盤に記載させていただいた」と理由を説明。連続招集のFW永井謙佑(FC東京)に加え、今回はFW鈴木武蔵(札幌)、FWオナイウ阿道(大分)を選出したことで、ポジション間の人数調整という意図もあったことも明かした。

 10月のタジキスタン戦では、鎌田は1トップの位置で先発したが、試合途中からMF南野拓実(ザルツブルク)との話し合いで前後関係を変更。トップ下でプレーし、そこからパフォーマンスが向上した。試合後には「やっぱりトップ下のほうがやりやすい」と話すなど、プロ入り前から慣れ親しんできたポジションに好感触を得ている様子だった。

 また浅野はタジキスタン戦に左サイドハーフで途中出場し、多くの決定機に絡んで得点もマークした。かつては森保監督が指揮した広島で1トップを務めるなど点取り屋としてのイメージが強いが、現所属先のパルチザンでは左ハーフを担当。試合後には「攻撃の良さを活かすために守備でうまくサボったり、賢くプレーをするために試行錯誤している」と適応過程であることを明かしたが、指揮官はパフォーマンスを評価したとみられる。

 一方で森保監督は、FW登録の永井、鈴木、オナイウ3選手についても「彼らがやってきたことはFWだけではないし、起用もFWだけではないと考えている。中盤の攻撃的なポジションもできるとスカウティングしてきた」と指摘。なかでも鈴木とオナイウは所属チームでシャドーのポジションでもプレー。「どちらもあり得る」と中盤起用の可能性も示唆した。

(取材・文 竹内達也)
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