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“トップ下候補”勝ち取ったMF鎌田大地「絶対的な結果を残したわけじゃない」

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日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)

 日本代表MF鎌田大地(フランクフルト)は今回の代表活動において、登録ポジションがFWからMFに変更された。前回のタジキスタン戦(○3-0)後に「中盤のほうがやりやすさを感じる」と語っていた本職ポジション。「記者の人に言われて知った」と登録にこだわりはないが、起用の場が移ればさらに本領発揮となりそうだ。

 10月のカタールW杯予選・モンゴル戦(○6-0)でA代表初ゴールを決めた鎌田だが、これまで森保一監督は最前線のポジションで起用していた。しかし、タジキスタン戦では試合途中からMF南野拓実と前後関係を入れ替え、トップ下でプレー。そこから鎌田にもボールが収まるようになり、南野の2ゴールにつながった。

 そうした活躍を経て、今回は初めてMF登録で選出。鎌田自身は「絶対的な結果を残したわけじゃないし、自チームで中盤を多くやっている。どちらかというとそっちでのプレーを見られた」と捉えているが、その状況は1トップ起用が続いていた時期も変わらない。トップ下で一定の評価が得られた結果だと考えるのが自然だ。

 そんな鎌田だが、10月から初の連続招集で代表定着へ最初の関門をクリア。懸念される長距離移動も「飛行機一本で行けない街とか地域への移動はしんどいけど、やっていくしかない。うまく飛行機で寝られるようにしたり、ストレスにならないようにしている」と試行錯誤しつつ、リーグ戦やUEFAヨーロッパリーグとの連戦スケジュールを乗り越えようとしているという。

 依然としてエースのFW大迫勇也が不在のため、自身のプレーを見せる絶好のチャンス。14日に控えるキルギス戦に向けて「試合内容や相手のやり方も色々あるけど、前の選手は得点に絡めたら一番良い。その上でチームの勝利を一番にフォーカスして、やっていかないといけない」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

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