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U-22日本代表“初戦”迎えるMF堂安律「口だけでなく…」

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U-22日本代表MF堂安律(PSV)

 A代表の常連メンバーとなった男は、初招集となったU-22日本代表で、どのような化学反応を起こすだろうか。MF堂安律(PSV)は、翌日に控えたキリンチャレンジカップ・U-22コロンビア戦に向けて集中力を高めている。

 12日に合流し、13日には初練習を行った。しかし、14日の広島との練習試合では「ゲームに使うまでのコンディションが戻り切れていないという判断で出場は見合わせた」(横内昭展監督代行)と、全22選手の中で唯一出場がなかった。あれから、2日。「練習試合は色々な事情もあって、試合に出られなかったけど、リフレッシュできている」と着々と準備を進めている。

 この代表の“顔”でありながらも、A代表に定着したこともあり、森保一監督が率いる東京五輪世代の代表には初招集。初めて顔を合わせる選手も多く、「明日はうまくいかないこともあると思う」と答えつつ、「今日の練習でかなり多くのコミュニケーションをとった。やり続けることに意味があるので、失敗した数を数えるのではなく、成功した数を増やし、数えていけるような試合にしていきたい」と失敗しても、やり続けることの重要性を説いた。

 持ち場となるのは3-4-2-1のシャドー。広島との練習試合をピッチの外から見つめ、「シャドーの選手が前を向いて仕掛けることに、このチームのシステムの良さが出る。本当にキーとなるポジションだと思うし、自分が生きるポジションだと思う」と感じたようだ。「ゴールの近くでプレーできるので、そこはポジティブなところ。自分の特長であるシュートが狙え、フィニッシャーの仕事ができる」。

 合流初日には仲間たちの前で「本気で(東京五輪の)優勝を狙っている」と伝えた。「口だけでなく、そういう期待をしてもらえるような試合を明日はしたい」と意気込み、U-22日本代表の“初戦”に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
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