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進化する右サイドの狙撃手…U-22代表MF菅原由勢、強まるゴールへの意識

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U-22日本代表MF菅原由勢(AZ)

 翌日にはU-22コロンビアとの一戦が行われる。U-22日本代表MF菅原由勢(AZ)は「東京五輪に向けたアピールになる」と出場機会を得れば、オランダでの成長をピッチ上で示そうと燃えている。

 下部組織から名古屋で育つと、17歳7か月で迎えた18年のJ1開幕戦でスタメンデビューを飾り、同年4月にはプロA契約を締結。そして、今年6月18日にAZへの期限付き移籍が発表されると、8月5日のエールディビジ開幕節で先発フル出場を果たし、後半39分には移籍後初ゴールを奪うなど鮮烈なデビューを飾った。その後もコンスタントに出場機会を得ると、リーグ戦9試合1得点1アシスト、そしてヨーロッパリーグ4試合1得点の記録を残し、U-22日本代表に合流した。

 AZでは主に右サイドで起用され、SBからサイドハーフ、ウイングまでをこなす。サイドにとどまることなく、チャンスと見るや幾度となくPA内に侵入してゴールを脅かす場面を創出。「ゴール前に入った時のアイディアやイメージというのは、(海外に)行く前よりも豊富になっていると思う」と成長を感じている。そして、ゴールへの意識も高まっているようだ。

「シュートへの貪欲さや常にゴールを取るところを意識してやっているので、見せていけたらと思う。分かりやすく言うなら数字、結果を残すことが一番だと思うので、そこを意識してやっていきたい」

 U-22日本代表では3-4-2-1の右アウトサイドで起用される可能性が高い。「攻撃参加が特長の選手なのでそこでアピールしたいし、守備では1対1を意識して取り組んできたので、そこは負けないようにしたい。気を引き締めてやっていきたい」と意気込んだ。サイドで躍動し、ゴールに絡んで猛アピールを成功させたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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