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前半4失点の悪夢に森保監督「チームへの働きかけを反省」

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日本代表の森保一監督

[11.19 キリンチャレンジ杯 日本1-4ベネズエラ パナスタ]

 守備が崩壊した。前半だけで屈辱的な4失点。日本代表森保一監督は「攻撃ではパスの連係連動やクオリティーが少し足りず、相手に付け込まれた。ディフェンスの部分では相手のボール保持者との間合いが少し遠く、うまくプレッシャーをかけられずに失点を重ねていったところは反省しないといけないし、今日の敗因かなと思う」と振り返った。

 前半だけで4失点するのは65年ぶり3度目の悪夢。後半24分に途中出場のMF山口蛍が意地の1点を返し、「前半の結果を受けて心が折れてしまい、集中力が切れる展開になるかもしれない中、もう一度顔を上げてくれて、自分を奮い立たせてくれた。最後まで粘り強く戦うという選手の責任を果たしてくれた」と選手たちをねぎらった。

 そのうえで「結果の責任については、準備の段階から私の選手に対する、チームに対する働きかけだと思うので反省しないといけない」と指摘。「うまく結果につながらなかったのは、監督として準備の部分で何か問題があったのかなと考えている。トレーニングの内容で言うと、相手のプレッシャーがきつい中で攻撃の形を作るという部分で連係連動のトレーニングをしたが、プレッシャーの中でもっとクオリティーを求め、試合に近い、あるいは試合よりも難しい形でトレーニングすることが必要なのかなと思う」と話した。

(取材・文 西山紘平)

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