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オルンガ8発!!柏が13ゴールのJ記録で有終の美、京都はPOへの夢絶たれる…

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FWオルンガがJリーグ記録となる1試合8ゴール

[11.24 J2第42節 柏13-1京都 三協F柏]

 2019シーズンのJ2最終節、首位柏レイソルは7位京都サンガF.C.をホームの三協フロンテア柏スタジアムに迎えた。開始33分でFWオルンガがハットトリックするなど、Jリーグ記録の13ゴールをマークし優勝に華を添えた。

 ホームの柏は、優勝と昇格を決めた前節・町田戦(○3-0)から2選手を入れ替え。右サイドバックにDF高橋峻希、1トップにオルンガを配置した。

 2連勝中の京都は、前節まで全試合で先発していたDF黒木恭平が出場停止に。開幕から全試合先発となったMF小屋松知哉は、4-3-3の左ウイングに入った。
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 勝てばJ1参入プレーオフ出場権を得られる6位以内に入る可能性がある京都。しかし、立ち上がりから攻勢をかけたのは柏だった。開始20秒でFW江坂任がゴール前に入れたボールが逆サイドのMF瀬川祐輔に流れる。フリーの瀬川はシュートを放ったが、カバーに戻ったDF上夷克典がクリアする。さらに直後のCK、DF鎌田次郎がニアでそらし、ファーサイドの江坂が足を伸ばしゴールを狙うもGK清水圭介のセーブにあう。

 なおも攻める柏は6分、江坂からのパスを受けたオルンガが、目の前のDFをドリブルではがして左足を一閃。ニアサイドを抜いて柏が先制する。

 柏のペースは変わらず、23分にはMFクリスティアーノのクロスをオルンガがヘディングでコースをついて2点目。4分後には高橋のクロスを瀬川が倒れ込みながらダイレクトで合わせて3-0。さらに33分、MFヒシャルジソンのスルーパスからオルンガが独走すると、GKとの1対1を制する。リードを4点に広げるとともに、オルンガが今季2度目のハットトリックを達成した。

 反撃に出たい京都は、MF福岡慎平とのワンツーで左サイドを突破した途中出場のDF冨田康平がクロスを入れる。ゴール前のFW一美和成が巧みなターンでシュートまで持ち込むも、GK中村航輔がセーブ。それでもこぼれ球を途中から右サイドにポジションを移していた小屋松が蹴り込み、1点を返した。

 前半のうちにDF本多勇喜、ハーフタイムにはDF田中マルクス闘莉王も負傷交代となった京都は、FW一美和成とFWエスクデロ競飛王の2トップにして反撃をはかるも、柏のゴールラッシュは終わらなかった。

 12分、クリスティアーノのクロスはDFにクリアされるも、こぼれ球をひろった高橋がオルンガに横パスすると、左足でゴールに流し込む。

 京都は柏ゴール前でFKを得ると、MF庄司悦大が直接狙ったが、GK中村が好セーブで得点を許さない。

 ピンチをしのいだ柏は、クリスティアーノが右サイドからカットインして左足でスーパーミドルを突き刺す。20分、江坂がペナルティエリアに進入、ドリブルでDFをはがしてシュートまで持ち込んだがGK清水、ゴールポストに阻まれたが、こぼれ球にオルンガがつめた。そして22分、瀬川のクロスをオルンガがヘディングで叩いてダブルハットトリックを完成。

 8-1とした後も柏の得点は止まらない。瀬川のスルーパスからクリスティアーノがこの日2ゴール目。オルンガの7ゴール目の後には、FWマテウス・サヴィオも追加点。後半39分にはクリスティアーノもハットトリックを決めて12-1。

 競飛王との1対1をGK中村がビッグセーブでしのぐなど、柏守備陣は集中力を切らさず、後半アディショナルタイムにもオルンガがこの日8点目を奪って試合終了。ホーム最終戦を13-1と歴史的大勝でしめくくった。一方、大敗した京都はJ1プレーオフ進出の夢は絶たれてしまった。

(取材・文 奥山典幸)

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