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[関東]最終節で単独に浮上!青山学院大2年生FW大竹将吾、2部残留争いの中で価値ある得点王受賞

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2部得点王のFW大竹将吾(左)と1部得点王の人見拓哉

 関東大学リーグ2部の得点王には、青山学院大の2年生FW大竹将吾(富山一高)が輝いた。チームが残留争いを繰り広げた中で、価値のある個人タイトル受賞となった。

 残留を決めるゴールで得点王を確定させた。残留圏の9位で最終節を迎えた青学大だが、敗れれば他大の結果次第では降格圏に転落してしまうという状況。そんな試合で大竹将は後半43分、右足で残留を決定づける今季16点目を奪った。

 試合前の時点で日本体育大FW飛鷹啓介(3年=JFAアカデミー)と並んでいた得点ランキングを一歩抜け出し、単独トップに浮上。「下位を戦う苦しいシーズンでしたが、個人としては関東リーグという環境に慣れてきて、イメージ通りにゴールに結びつけることができた」。個人成績がチームの結果に繋がったことを素直に喜ぶ。

 富山一高時代はFW坪井清志郎(秋田)とともに攻撃をけん引。練習からお互いにライバル意識を持って成長してきた。「自分は大学という進学にはなったけど、(坪井の存在が)プロになりたいという気持ちをより一層強くさせています」。

 2部とはいえ、関東リーグでもまれることで、成長を自覚している。ゴールへの嗅覚の部分ではもともと自信があったが、より得点を重ねるために、まずはシュートを第一に考えるようになったという。「ゴール前の落ち着きは高校時代よりも出るようになった。DFの体勢だったりを冷静に観れるようになったと思います」。今季はこれまでにはなかったという遠目からのゴールが増えたと胸を張る。

「得点王で少しは自信を持てましたが、まだ2部リーグ。自分は1部の得点王を狙っています。将来のプロ入りを目指して貪欲にやっていきたい。来年はより一層ゴールを目指して、さらに勝利を取れるように、そしてチームが昇格できるように、4年生で関東1部のピッチ立てるように頑張っていきたいなと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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