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J年間MVP&得点王の10番仲川輝人、A代表デビューへ「結果と数字を」

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A代表デビューが近づく日本代表MF仲川輝人(横浜FM)

 Jリーグ最優秀選手と得点王の肩書を引っ提げ、日本代表MF仲川輝人(横浜FM)がA代表デビューへ意気込んだ。今季のJ1リーグ戦で15ゴール9アシストを記録したアタッカーは「良い結果を残して代表にも呼ばれたと思うので、日本代表として結果と数字を残さないといけない」と力強く宣言した。

 前日8日の『Jリーグアウォーズ』で年間MVPと得点王のダブル受賞が決まり、A代表初招集に続いて世間に名を知らしめた仲川。今回は初めてのA代表活動となるが、期待の大きさを感じさせる10番を背負って韓国・釜山のピッチに立つ。

 合流して2日間、国を背負う選手たちの一員として「代表のプライドを持っていかないといけないという責任感が増した」と使命感を自覚。その上で「自分の良さを出すようにするのと、他の人の良さを引き出すコミュニケーションを取りたい」と自身が一体感の中心を担っていく構えだ。

 所属先の横浜FMでは右ウイングを担当。森保ジャパンでは3バックの場合は右シャドー、4バックの場合は右サイドハーフを任される可能性が高い。立ち位置と動き方のパターンが細かく指定されている所属クラブとは対照的に、日本代表では選手の個性に委ねられているが、その中でも結果を出す覚悟を持ってやってきた。

「システムややり方も違ってくるかもしれないけど、それでも短い期間の中で代表のコンセプトを落とし込んで理解して試合で表現しないといけない。それが代表選手であるべきこと。チームどうこうというより、チームに合ったこと、やらないといけないことをやった上で結果を出すということをやっていきたい」。

 A代表にたどり着いたきっかけと同様、A代表で求めるものも「結果」だ。「ハードワークに関しては代表でもマリノスでも求められているので、まずそこのハードワークをやっていきながら、自分の特長、特色を出していければ」。チームが変わってもやるべきことは同じ。横浜で羽ばたいた27歳は献身的に走り回り、勝利に導くゴールを決める。

(取材・文 竹内達也)
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