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デフサッカー日本代表・植松監督がデフと健常者の子供たちの交流会を開催

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健常とデフの子どもたちが混ざったグループ。考えていることを伝えるためにお互いに身振り手振りを使った(提供:日本デフサッカー代表・植松隼人監督)

 難聴の人がプレーするデフサッカー日本代表の植松隼人監督が8日、東急Sレイエスフットボールスクールと難聴の子などが在籍するサインフットボールしながわの交流会を行った。

 東急Sレイエスのコーチたちが軸になって、健常の選手とデフの選手が混ざったグループを作り、そのグループの子供同士でフットサルをしたり、昼食をとり、その後に一緒に買い物なども行った。

 レイエスの子供たちは、難聴の選手たちとコミュニケーションをとるために事前に手話を調べて実際に表現したり、わからない時はホワイトボードを用いて対話するなど、お互いに歩み寄るために前向きな姿勢が多く見られた。

 東急Sレイエスのコーチは「前半にフットサルをやった時点で学年の違いやハンディキャップというボーダーをいとも簡単に超えることができ、お昼を食べるころには笑顔があふれていた。改めて先入観や偏見を持たない子供たちの適応能力の高さに感心させられた」とうなづいた。

 ピッチ脇から見ていた植松監督は「子供たちが何かを感じ取ってくれているのがわかるだけでうれしくなる。いろんなコミュニケーション方法を活用してもっと対話ができるようになっていく日が来るまでじっくりとステップを踏んでいく必要がある」と混ざり合う社会の実現に向け、代表の強化だけではなく、こうした草の根の活動にも積極的に参加していくつもりだ。


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