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“予想外”の韓国になすすべなく…畠中「どうすればいいんだろうと」

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試合後の表彰式でうなだれるDF畠中槙之輔

[12.18 E-1選手権 日本0-1韓国 釜山]

 出足で負けた。立ち上がりから相手のハイプレスに後手を踏み、球際の競り合いでも守勢を強いられた。ロングボール主体で攻撃を組み立てる韓国に対し、日本代表の3バックは両ウイングバックも吸収される5バック状態に。中盤が間延びし、ボールの取りどころも落ち着きどころもなかった。

「ボールホルダーにプレスをかけられず、どこでボールを奪うのかがチームとして定まらなかった」。3バックの右センターバックを務めたDF畠中槙之輔(横浜FM)はそう振り返り、「前半やっているときはどうすればいいだろうと困った感じもあった」と率直に打ち明ける。

「試合が終わって振り返ってみると、取れないなら取れないで引いて守る手もあった。そういう判断が良くなかった」と試合の中で対応できなかったことを悔やんだが、相手の出方が“想定外”だったことも認めた。

「相手を想定したトレーニングもたくさんはできていなかった。少し予想外なゲーム展開、ゲームコントロールをされたところもあった」。試合の準備でもメンタル面でも戦術面でも球際でも韓国にすべてを上回られた。「全体的に韓国のペースだった。(優勝のためには)相手も勝たないといけないし、それを日本は受け構えてしまった」と悔やんだ。

(取材・文 西山紘平)

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