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香川真司が貫禄の先制アシスト! 注目の日本人対決はサラゴサ完勝、久保建英はイエロー3枚誘発も…

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注目の日本人対決はMF香川真司のサラゴサに軍配

[1.21 コパ・デル・レイ3回戦 サラゴサ3-1マジョルカ]

 コパ・デル・レイは21日、3回戦を行い、MF香川真司所属のサラゴサとMF久保建英所属のマジョルカが対戦した。今季からスペインに挑戦の場を移した両選手が、初めて相まみえた直接対決。香川が先制点をアシストした一方、マークが集中した久保は得点に絡むことはできず、3-1で完勝したサラゴサが4回戦へ歩みを進めた。

 1部リーグ所属のマジョルカに対し、スペイン2部所属のサラゴサ。普段はカテゴリが異なる両チームだが、スペイン最大のカップ戦の舞台で対戦が実現した。久保、香川ともに4-2-3-1のトップ下で先発出場。マジョルカの公式ツイッター(@RCD_Mallorca)は試合前、久保と香川が整列前に会話する場面の動画を掲載し、日本人対決ムードを盛り上げた。

 序盤からボールを握ったのは格下のサラゴサ。後方からしっかりとつないでビルドアップし、時折香川を経由しながら敵陣へ前進した。一方のマジョルカは久保、FWアブドン・プラッツの前線頼み。それでも久保は前半8分、DFシモーネ・グリッポのタックルを引き出してイエローカードを誘うと、これに抗議した香川にも同じくイエローカードが出された。

 マジョルカは前半14分、A・プラッツがゴール正面からミドルシュートを放つもGKアルバロ・ロペスの正面。23分には香川がゴール前20mからのFKを直接狙ったが、惜しくもクロスバーに阻まれた。32分、今度は裏に抜けようとした久保がMFハビ・ロスにユニフォームを引っ張られ、またしても相手のイエローカードを誘発した。

 日本人MFが互いに存在感を放つ中、前半44分には右サイドをドリブルで切り裂いた久保がゴール前への鋭いパスを送るも、足元で受けた味方はシュートも打てず。そのまま終了のタイムアップを迎え、前半をスコアレスで終えた。香川は主審に抗議しながらロッカールームへ下がった一方、久保はハーフタイムに右サイドへのポジション変更を告げられた。

 後半はサラゴサが一気に圧倒した。まずは3分、香川がゴール正面の細かいスペースで横パスを引き出すと、クイックターンから右サイドに優しく展開。これを受けたMFアレックス・ブランコが左足シュートで力強く蹴り込み、香川のアシストで先制した。さらに9分、カウンターからFWハビ・プアドが押し込み、10分間で2点のリードを奪った。

 一方、中央に久保がいなくなったマジョルカはなかなか敵陣にボールを運べず、サラゴサの守備ブロックにまったく侵入できない。後半15分すぎからはロングボールが増えてきたものの、ことごとく跳ね返された。久保はわずかにボールを受ける機会こそあったが、後方からのサポートがなく目立ったプレーはできなかった。

 すると後半30分、サラゴサはカウンターからFWミゲル・リナレスが追加点を決めてダメ押し。マジョルカは40分、ようやく左サイド攻撃からMFアレイクス・フェバスがドライブ気味のシュートを突き刺し1点を返す。しかし、最後は香川の突破を久保が戻って止める場面こそあったが反撃には至らず。両チームの日本人選手がフル出場した一戦では先輩の香川が貫禄を見せ、サラゴサの完勝で終わった。

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