リバプールのユルゲン・クロップ監督は、プレミアリーグ初優勝に向けて気を緩めていない。

　昨季に14年ぶりとなるチャンピオンズリーグ優勝を果たし、クロップ体制5年目を迎えたリバプール。今季はプレミアリーグでも圧倒的な強さを見せており、第24節終了時点で1試合未消化ながらも2位のマンチェスター・シティに16ポイント差をつけて首位を独走している。

　30年ぶりのリーグ制覇に向けて邁進するリバプールに関しては、“イネビタブルズ”と称す人も出てきた。2003-04シーズンにプレミアリーグを無敗優勝したアーセナルの“インビンシブルズ(無敵の集団)”と比較し、リバプールが確実に優勝する(勝つ)チームだとするものだ。

　リバプールはここまで22勝1分で無敗を維持している。クロップ監督は、“イネビタブルズ”と呼ばれることについて、「あなたは質問する前に、その質問がクソみたいなものだとわかっているはずだよ。それでも聞くのね」とリポーターに対するジョークを笑いながら口にし、以下のように続けた。

「そんな言葉はこれまで聞いたことがなかった。“イネビタブルズ”って、どういうことかな? あぁ、(優勝が)確実だってことなんだね!(笑)」

「そんなことを気にしている暇はないよ。我々ができる唯一のことは次の試合に集中することだ。何を言われようが、ポジティブなものならありがたく受け止めるよ。ネガティブなものは、気にかけないようにしたいね(笑)。状況を変えることはできないから。何も決まっていないことが決まったようにされることについて考えても仕方ないよね」

　リバプールはこの後、26日にFAカップ4回戦でシュルーズベリー(3部相当)と敵地で対戦した後、29日に行われる第18節延期分でウエスト・ハムとのアウェー戦を迎える。

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