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[MOM3164]大津MF藤井瑛斗(2年)_U-23代表MF研究し、得意の守備磨き続けるボランチ

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大津高の守備の要、MF藤井瑛斗

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.17 九州高校(U-17)大会準決勝 大津高 4-1 日章学園高 福岡フットボールセンター]

 4得点で逆転勝ちした大津高は、意図的な守備でボールを奪い取り、攻撃に繋げていた。その中心にいたのがU-23日本代表MF田中碧(川崎F)を参考に守備を磨くボランチ、MF藤井瑛斗(2年)だ。

 古閑健士監督が「ボールを奪う力と危機察知能力が高い。かなりの確率でボールを取っている」と説明する藤井は、この日も球際で身体を激しく相手にぶつけてセカンドボールなどを奪取。前方の選手たちを動かし、朝練で磨いたステップ、アジリティの部分も活かして守備でチームに貢献していた。

 チームは不運な形から先制点を献上したものの、その後はほぼ隙の無い守り。攻守で活躍した選手が多い中で、貢献度が特に大きかったのが「エイト」の名を持つ背番号8だった。

 クレバーな部分と力強さ、運動量を兼ね備えるボランチは、正確な繋ぎと好守でチームを牽引。以前はMF大島僚太(川崎F)のようなテクニカルな選手を理想としていたが、自分の守備が評価される中で田中のプレーを見て、憧れを抱くようになったという。

「見て研究した」という田中のプレー。昨年からのレギュラーは、ボールの奪い方などを学び、目立つくらいの守備を見せている。中心選手としての自覚も持って戦っているMFは、今後目指す姿について「チームが勝てれば一番良いけれども、プロサッカー選手になることが目標。(そのためには)ゴールが少ないので、ゴールとか取れる選手になっていきたいです」と誓う。自分の課題に取り組み、改善して攻守でより存在感を放つ。

(取材・文 吉田太郎)

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