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[新人戦]日章学園はMF日吉先制弾も逆転負け。3位決定戦でサニックス杯出場権獲得にチャレンジ:九州

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日章学園高MF日吉悠真は先制点を叩き出した

[2.17 九州高校(U-17)大会準決勝 大津高 4-1 日章学園高 福岡フットボールセンター]

「相手の力が一枚上がると、化けの皮が剥がれる。完敗だと思います」。日章学園高の早稲田一男監督は敗戦を認めていた。

 今大会は予選リーグから準々決勝までの4試合全て無失点。ゴール前での粘り強い守りやポゼッションからの崩しのパスワークなど印象的な戦いを見せてきたが、プレミアリーグ勢の大津高を上回ることができなかった。

 前半8分に左サイドから仕掛けたMF日吉悠真(2年)の強引に打ち切ったシュートが先制点を生み出した。その後も日吉や10番FW木脇蓮苑(1年)、FW小野大斗(2年)が強引にPAへ切れ込むシーンがあったが、ゴール前のシーンを増やすことができない。

 また、守備面ではクロスへの対応が乱れるなど計4失点。早稲田監督が「いなかったらもっと失点している」と評するCB古賀照也主将(2年)の奮闘などがあったが、悔しい敗戦となった。

 早稲田監督は「トータルしてやれたところもあるけれど、ボールを持たれた時間は相手の方が多い」と指摘。ボールを握った際には横への揺さぶりにチャレンジしたものの、相手のプレッシャーの強さの前にボールロストも多い結果に。また、仕掛けの部分が単発で大津の守りを切り崩すことができなかった。

 大会最終日の18日はサニックス杯(3月、福岡)への出場権を懸けて長崎総合科学大附高と激突。この日の悔しさをぶつけて白星を勝ち取り、次の経験に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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