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静岡で大躍進の富士市立。国体で日本一も経験したDF勝又「色々な面で成長できた」

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富士市立高の新チームリーダー、DF勝又大翔

 19年度の選手権静岡県予選で大躍進を果たしたのが、富士市立高だ。静岡県東部地域からは初となる決勝進出。判断する力と個々の技術を磨いてきたチームは決勝で静岡学園高に敗れたものの、インパクト十分の結果を残した。新チームのリーダー、DF勝又大翔(2年)は静岡県選抜の右SBとして昨年の国体少年男子の部日本一。技術力と対人の強さも備えた勝又が、新シーズンへの意気込みなどを語った。

―初の決勝進出。反響があったのでは?
「(決勝まで)行ったことでより注目されるようになったと思います」

―より周囲から見られている中でのスタート。
「現状は全然という感じです。チームとしても成り立っていないというか、未完成というか、噛み合っていないという感じです。まだ始まったばかりなので焦らず、徐々にチームを作って良い方向に持って行けたら良いと思っています」

―東海大翔洋中からなぜ富士市立へ進学した?
「一番は環境を変えたい、というのがあって考えた時に、一個上に翔洋から来ている先輩がいて、良いよと」

―中学時代からトレセンには選ばれていた?
「最後の方に県トレへ行ったくらいです」

―富士市立で評価された。
「1年の時は最初出ていなくてずっとBチームにいて、夏くらいからAチームでやらせてもらっている感じです」

―ここでチャンスを掴んだ。
「ビックリしています」

―国体を振り返って。
「経験できないようなことを経験できた。これからのサッカー人生で良い経験になりました」

―日本一はどうプラスになっている?
「とてつもない経験だったというか、自分としては色々な面で成長できたと思います」

―静岡県選抜から代表入りした選手たちには負けられない。
「その人たちとできて高いレベルを知れたと言うか、そこまで行けば代表にも選ばれるというレベルを知れたので、そこに向けて頑張っていきたい」

―富士市立でどこが伸びた?
「個人技です。足元の技術が伸びたと思います」

―今年は個人としても注目される。
「もっと去年よりも活躍して、(大学は)より強いところに行ってプロを目指して頑張っていきたい」

―見て欲しいところは?
「ヘディングの強さとか1対1の強さは強いと思っているので見て欲しいです」

―今年はどこでプレーしている?
「3枚の真ん中です。(サイドよりも)真ん中の方が楽しいです。自分、結構上がるのが好きなんですけれども、サイドだと追い込まれてもらったりとかそういう場面が多くて、でも真ん中だと自由にボールを持てたり、常に前を向いた状態で持てる。攻撃の起点も自分から始まることが多いし、真ん中の方がやりがいがあります」

―どんな選手になりたい?
「一番は守備の面でCBなので、そこで自分が無失点に抑えてチームを勝たせる選手になっていきたいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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