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FIFAが3月の代表戦全面中止へ…最終決定は各組織に委ねる

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FIFAが3月代表戦の中止を勧めた

 国際サッカー連盟(FIFA)が新型コロナウイルスの影響を受け、3月の代表戦中止を勧めた。

 現在、世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス。フットボール界も大きな影響を受け、日本や中国を含むアジア諸国でリーグ戦が延期され、ヨーロッパの1部リーグでも次々と中断の決定が下されるなど混乱が続く。さらに、欧州サッカー連盟(UEFA)主催のチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの延期も決まり、日程通りにシーズンを全うすることが限りなく難しい状態に陥っている。

 新型コロナウイルスがフットボール界に影を落とす中、FIFAは13日に3月末のインターナショナルブレイクに行われる国際試合の全面的な中止を求めた。

「現状で試合を行うことは選手や公共への健康被害のリスクが伴い、またあるチームは選手を招集でき、別のチームは招集できないなど、渡航規制によるスポーツ面での不公平さが生まれることも理解している。不用意な健康リスクと不公平性を避けるために、3月と4月に予定されている国際試合を問題なく行える状況になるまで延期することを勧める。最終的な決定は、各組織の判断に委ねる」

 すでにアジアと南アメリカのFIFAワールドカップ予選は延期が決定。また、アフリカでは来冬に開幕するネーションズカップの予選も中止することが発表された。

 3月と4月にはワールドカップ予選や国際親善試合に加え、今夏に開催されるEURO2020本戦出場の最終枠を懸けたプレーオフが行われる予定となっているが、現段階でどのような措置が取られるか決まってはいない。

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