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UEFA会長が2019-20シーズン無効を示唆「6月末までに再開できなければ…」

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UEFA会長が2019-20シーズン無効を示唆

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、再開できなければ2019-20シーズンを無効にする可能性があることを認めた。

 ヨーロッパ各国をはじめ、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。各国のリーグ戦は軒並み中断となり、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグといったUEFA主催大会もベスト16の途中で延期されることが発表されている。

 先日、UEFAは全加盟国、欧州クラブ協会、ヨーロピアンリーグ、国際プロサッカー選手会(Fifpro)の代表者との会議後に、6月12日に開幕予定だったEURO2020の1年間開催見送りを発表。そして、6月30日までのシーズン完結を目指すことで合意していた。

 しかし、現段階で新型コロナウイルスの終息の見通しは全く立っておらず、フットボールはおろか、日常生活すらままならない状況が続く。クラブチームも実質的な活動停止の状態で、リーグ戦再開の目途すら依然として立たず、一部では数か月中の再開に懐疑的な意見すら出始めている。

 そんな中、チェフェリン会長は、イタリア『La Repubblica』で「リスタートできなければ、シーズンはなくなってしまうだろう。プランA、B、Cがある。5月中旬、6月中、そして6月末に再開するという3つのオプションだ。そして、他の可能性としては、次シーズン開幕時に新たなシーズンを開始する」といくつかの選択肢を提示した。

 しかし、今後の見通しは不透明であり、「リーグとクラブにとって最善の策を取ることになる」と現段階で確実なことは何も言えないようだ。

 また、同会長は「スタンドを閉鎖して全試合を開催することは想像できない。しかし、観客がいる状態で再開できるかはわからない。仮に代案がなければ、リーグ完結を優先することになるかもしれない」ともコメントしている。

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