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すでに感染者や死者が発生も…ベラルーシ連盟「サッカーを中断するほど危機的状況ではない」

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現在もリーグ開催中のベラルーシ

 ベラルーシサッカー連盟(ABFF)のセルゲイ・ジャルデツキー事務局長がアメリカ『ESPN』のインタビューに対し、新型コロナウイルスによって国内リーグを中断する理由は「現在ない」と語った。

 新型コロナウイルスの感染拡大で各国のリーグが中断を余儀なくされる中、開催を続けているベラルーシ・プレミアリーグ。同国でも新型コロナウイルスの感染が広がっており、4月3日時点で351人の感染者と4人の死者が確認されている。

 ベラルーシ政府は2日、国際的な文化、スポーツ、科学などのイベントを6日まで中断するという内容を含む感染防止対策を発表したが、サッカーだけは影響を受けていない。

 ジャルデツキー氏は「我々は毎日のように状況を確認している」とした上で、「我々は医療システムを完全に信頼しており、現在のところリーグを中止する理由はない」と主張。「いくつかの国の状況が非常に深刻であることは理解しているが、当局と相談した結果、我々のリーグは当面継続できるという理解を得ている」と説明した。

 ジャルデツキー氏によると、リーグの観客動員数は平均1000人。ファン同士が一定の距離を取って座るなどの対策を講じているという。「ベラルーシは大会を中断させるほど危機的な状況ではない」と改めて訴えるとともに、サッカーは「現在の疫学的ニュースがあふれる中でリラックスする手段になり得る」と語った。

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