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サンプドリア会長「今季はもう終えるべき」…打ち切りなら吉田麻也はセリエA出場1試合のみ

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サンプドリアDF吉田麻也

 サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長が、今季のセリエAは「このまま終えることが妥当だと」述べている。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月途中よりヨーロッパのサッカー界は相次いで中断を余儀なくされている。サンプドリアも3月12日にマノロ・ガッビアディーニの感染を発表し、その後複数の所属選手も陽性と診断されていた。

 フェレーロ会長は『Telenord』の取材を通じて「もちろんリーグ再開ができれば望ましい。だが、それはたくさんのファンがスタジアムを訪れることができる場合のみ賛成だ」と述べている。

「やはり無観客でもリーグ再開を目指すというのは理解に苦しむ。スタンドがにぎやかで、多くのファンから歓声が送られる。それがカルチョのあるべき姿だ。これはエンターテインメントであり、90分間アドレナリンの湧き上がる特別な時間なんだだよ。ファン不在のゲーム?そんなもの考えられないね」

「ベローナとの無観客試合(セリエA第26節分、3月8日実施)を目の当たりにして、私はショックだった。あんな沈黙の中で試合をするのを見て傷ついたよ。あんな状況でリーグを再開するぐらいなら、やはりチャンピオンシップはこのまま終えるのが妥当だと思っている」

 イタリアでは現在、13万9400人を超える感染者が出ており、うち1万7600件の死亡例が確認されている。パンデミックが収束する見通しが立たないなかでも各国リーグは再開の道を模索しているが、現時点でその見通しは立っていない。

 果たしてセリエAはサンプドリア会長が語るとおり、このまま今季打ち切りとなるのだろうか。ちなみに、冬の移籍市場でサウサンプトンからサンプドリアにレンタル移籍を果たした日本代表DF吉田麻也は、前述のヴェローナ戦で出場したのみ。このまま19-20シーズン終了となった場合、セリエAの出場数は1試合のみとなる。

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