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eスポーツの「サッカーe日本代表」が決定! JFA初の試み…PS4とXbox One部門で2選手

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ナスリは2018年度のeワールドカップにも出場

 日本サッカー協会(JFA)は17日、サッカーe日本代表にWeb Nasri(鹿島アントラーズ)とfantom(SCARZ)が決定したことを発表した。2選手はサッカーゲーム「FIFA」を対象とした国際大会を目指していく。

 サッカーe日本代表は「FIFA eネーションズカップ2020」の出場に向けて、国内予選で代表を決定する予定だったが、予選大会の中止に伴い、選出方法を変更。もともと予選には2月27日時点での「EA SPORTS FIFA 20 GLOBAL SERIES」ランキングで上位を獲得した選手を招集する予定だったため、そのまま上位者2名がサッカーe日本代表となった。

「プレイステーション4」部門の代表にはWeb Nasriが選出。JFA公式サイトを通じ、「JFA初のサッカーe日本代表に選出していただき、また小さい頃から憧れていた日本代表にこのような形でなることができ非常に嬉しく思います」とコメント。「eスポーツに馴染みのない方も多いと思いますが、代表での活動を通して、魅力を伝えられるように頑張ります」と意気込みを伝えている。

「Xbox One」部門の代表には「fantom」が選出された。「サッカーe日本代表に選ばれたことを、大変光栄に思います」と嬉しさを伝えつつ、「FIFA20シーズンは個人で世界大会に一度出場しました。結果は悔しいものでしたが、その経験を力に変えて日本のeスポーツシーンのためにベストを尽くします」と意気込んでいる。

 また、リザーブメンバーにはAgu(Blue United eFC)が選ばれており、代表選手が大会に出場できなくなった場合、代理として出場することになる。

 JFA公式サイトによると、サッカーe日本代表は今後、国際大会に向けての強化やeスポーツの普及に努めるほか、チャリティイベントなどへの参加も予定されている。現状、選手とスタッフは新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、接触を避けた上でリモート環境の中で活動していくという。

以下、サッカーe日本代表の選手
・プレイステーション4部門
■プレーヤー名
Web Nasri(ウェブ・ナスリ)
■選手名
青木太一(あおき・たいち)
■出身地
神奈川県
■所属
鹿島アントラーズ
■戦績
FIFA 18シーズン:Global Series Playoffs(世界大会)ベスト4、FIFA eWorld Cup 2018本戦出場
FIFA 19シーズン:SONYコンチネンタル杯日本予選優勝、本戦ベスト8、Licensed Qualifier Event(世界大会)準優勝
FIFA 20シーズン:FUT Champions Cup #3(世界大会)ベスト16

・Xbox One部門
■プレーヤー名
fantom(ファントム)
■選手名
岡部駿(おかべ・しゅん)
■出身地
茨城県
■所属
SCARZ
■戦績
FIFA 17シーズン:FUT17 Rest of World Regional Final PS4部門優勝、日本選手権優勝
FIFA 18シーズン:ESWC Paris Game Week PS4部門ベスト4
FIFA 19シーズン:eJリーグベスト16
FIFA 20シーズン:FUT Champions Cup Stage Ⅳ Paris Xbox部門ベスト32

・リザーブメンバー
■プレーヤー名
Agu(アグ)
■選手名
中島奨(なかしま・しょう)
■出身地
熊本県
■所属
Blue United eFC

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