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シーズン再開を諦めないリヨン会長がフランス首相に直談判「前例のない危機に直面する」

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リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長

 リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長がフランス政府に対し、シーズン早期終了の決定を再考するよう呼びかけているようだ。イギリス『BBC』が報じている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だったフランスでは、4月28日にリーグアン(1部)とリーグドゥ(2部)のシーズン打ち切りが発表された。同じくオランダやベルギーのリーグも終了となったが、その一方でブンデスリーガは5月中に再開し、スペイン、イタリア、イングランドも6月中の再開に向けて準備を行っている。リーグアンは欧州5大リーグの中で、唯一シーズンが終了したリーグとなった。

 リヨンはシーズン打ち切り時点での順位が7位だったため、1997年以降初めてヨーロッパカップ戦の出場権を逃している。クラブは先週、降格したアミアン、トゥールーズとともにプロフットボールリーグ(LFP)に対し、シーズン終了に関する異議申立てを行ったが、決定は覆らずに棄却された。

 オラス会長はフランスの首相とスポーツ相に宛てた手紙の中で、フランスサッカーは「前例のない経済的・社会的危機」に直面する可能性があると述べ、シーズンの早期終了について不満を訴えている。

「ブンデスリーガは5月16日にゲームを再開し、スペインは6月8日以降に再開します。イタリア、ロシア、ポルトガルはグループ練習を再び始め、イングランドは6月19日以降の再開に向けて動いています」

「フランスはどのようにすればダウングレードせず、プロサッカーの価値を下げずにいられるでしょうか?」

 フランス政府は、6月2日に国内での規制緩和を発表する予定となっている。オラス会長は「6月2日はフランスサッカーの間違いを正し、健康プロトコルに沿って徐々にトレーニングを再開させることで、2019-20シーズンの再開を許可する絶好の機会ではないですか?」と主張した。

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