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クラブ経営の最先端を現地体験…デュッセルドルフと中央大商学部が日本初のパートナーシップを締結

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 ブンデスリーガ1部のデュッセルドルフ中央大商学部と日本初となるカレッジ・パートナーシップを締結した。26日、中大が公式サイト上で伝えている。

 両者は4月1日にカレッジ・パートナーシップを締結。中大の商学部生は2020年度からデュッセルドルフの協力を得て、ドイツに1週間滞在しながらサッカークラブ経営の最先端を学ぶことができるようになる。

 当該講座「スポーツ・ビジネス・プログラムB2(グローバル・スポーツ・ビジネス・キャリア/GSBC)明治安田生命協賛講座」は20年度秋学期に開講。渡航の際には、明治安田生命からの寄付で奨学金も給付される。

 中大商学部は公式サイトを通じ、「サッカーを中心としたスポーツ・ビジネスに関する実践的な教育を展開し、スポーツ・ビジネスの発展と真のスポーツ文化の醸成に寄与することをめざします」と伝えている。

 担当教員である渡辺岳夫商学部長は「フォルトゥナでの研修を通じて、世界でも最先端のサッカービジネスの一端に触れることができます。その経験は、個々の学生の成長に大きく寄与すると同時に、今後の日本のスポーツ・ビジネスの発展のために活かされることになるでしょう」と語る。

 また、デュッセルドルフのマーケティング役員であるクリスティアン・コケ氏は「このパートナーシップを通じ、我々は更なる国際化に向けて大きな一歩を実現することができます」とコメント。「日本との友好関係は我々にとっては非常に重要なことであり、中央大学と新しい関係性を築くことにより、日本の方々とこれまで以上に積極的な交流をしていくことができることを誇りに思います。デュッセルドルフにお越しいただき、我々のクラブで1週間の研修プログラムに参加される学生の皆さんにお会いできることを楽しみにしています」と伝えている。

 中大商学部では19年度から将来のキャリア形成に直結する実践的な学修ができる5種類の「プログラム科目」を設置。「スポーツ・ビジネス・プログラムB2」では、デュッセルドルフでクラブ経営を実習し、フロント部門の具体的な業務内容やスポンサー営業、クラブ広報、スカウティング・強化、ユースアカデミーといった9つの事項の理解を目指す。ノウハウを学ぶためにクラブ部署以外にも、デュッセルドルフ市の市庁舎やクラブとパートナーシップを結ぶ日系スポンサー企業の訪問、ブンデスリーガのホーム試合で試合運営も学んでいく。

以下、デュッセルドルフでのクラブ経営実習で理解を目指す9つの事項
・クラブのフロント部門の具体的な業務内容
・クラブのフィロソフィー
・ドイツ固有の会員組織(フェライン)
・スポンサー営業
・クラブ広報
・チケッティング
・スカウティング/強化
・CSR/地域貢献活動
・ユースアカデミー

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