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元バルセロナ会長が主張「レアル・マドリーが首位ならラ・リーガは終了していた」

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 元バルセロナ会長のジョアン・ガスパール氏が、ラ・リーガ再開について持論を述べている。『Tertulia del 10 del Barca』に語った。

 新型コロナウイルスの影響により中断が続いているが、政府により6月8日からの再開が許可され、ラ・リーガのハビエル・テバス会長も6月11日からのリスタートを示唆しているスペインサッカー。一方で、社会不安が残るなかでのイベント開催に否定的な意見も一部からは聞こえる。

 ガスパール氏は、ラ・リーガの再開について「もしマドリーが自粛前に首位だったら、ラ・リーガは終了していただろう」とコメント。中断前の時点で11試合を残してバルセロナがレアル・マドリーを勝ち点差2で上回る状況だったが、反対の状況であれば違った結論が下されたであろうことを皮肉った。

 とはいえ、このことについて多くは語らず。続けて、新型コロナに対する不安がまだ残っていることを強調した。

「このようなことが起きるとは誰も予期していなかったと、私は思う。世界的なパンデミックが時々起こる可能性があると警笛を鳴らしていた人もいたが、今回のような事態になるとは私は想像もしていなかった。実際に全世界に大きな影響を与えるだなんて」

「これほど多くの不確実性を抱えながら生活したり仕事をしたりするのは、決して簡単ではない。いつ仕事に復帰できるのか、いつ練習や試合に復帰できるのか。誰もが疑問に思っていることだ。サッカー選手にとっては、ピッチに出た時の集中力はとても重要だ」

 さらに、2019-20シーズンが実質的に違うコンペティションになってしまうであろうと訴えた。

「またプレーを再開させるとなれば、ゼロからスタートするようなもの。リーグが始まる前に準備をする時間があるし、負傷していた重要選手も戻ってくる。同一のシーズンであることに変わりはないが、どのチーム、どの選手も感覚的には違うと思うだろうね」

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