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最初は上限5000人? サポーターの現地観戦は「7月10日すぎ」に再開へ

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マスク姿のサポーターが目立った今季の開幕戦

 Jリーグは29日、J1リーグを7月4日、J2・J3リーグを6月27日から再開すると発表した。再開直後は政府方針に従い、無観客での開催。一方、政府からは7月10日をめどに観客の入場を認める方針も示されており、村井満チェアマンは「7月10日すぎからは大きな問題がなければ段階的にお客様をお迎えする準備を整えていきたい」と明かした。

 政府は今月25日、緊急事態宣言を全面解除し、イベント開催制限緩和の「ステップ1」をスタートさせた。プロスポーツイベントが可能となるのは3週間後の6月19日から。この「ステップ2」においては無観客での開催が求められる。観客が入場できるのは「ステップ3」の7月10日から。「5000人」か「席数の50%」の少ないほうを上限とした観客入場が認められる見通しだ。

 この方針に従うと、J2・J3リーグでは再開3週目、J1リーグは再開2週目からのスタジアム観戦が認められることになる。

 Jリーグはこれまで無観客試合を「最後の最後の手段」としていたが、まずは無観客での再開を受け入れる構え。一方、村井チェアマンは「サポーターとともに」という姿勢をかねがね強調しており、この日も「国のガイドラインでさまざまな社会活動に踏み込んでおり、ガイドラインに合わせて『サポーターとともに』を実現できれば」と観客の迎え入れに意欲を示した。

 もっともJリーグは当初、再開後は客席の50%を空席とする案を提示していたが、多くの会場では収容人数が1万人を上回るため、当面の間は5000人程度の観客のみが入場することになりそうだ。この日、環境対策プロジェクトリーダーの藤村昇司氏は「(50%)もう少し厳しいお客さんの入れ方もある」と明かした。

 Jリーグは観客の迎え入れに備えて、発熱した観客をチェックするためのサーモメーター450台を整備。また消毒液12トン、マスク7万枚を調達も済ませるなど万全の準備を進めてきた。さらなる詳細は6月9日の第9回臨時実行委員会で決議予定。それまでの間にアウェーサポーターの移動やスタジアム内の動線などを定めた最終プロトコルを策定する。

(取材・文 竹内達也)
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