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長谷部誠が309戦目出場で31年ぶり記録更新…ブンデス出場試合数歴代1位のアジア人に

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アジア人最多出場記録を塗り替えたMF長谷部誠

 フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠は、6日のブンデスリーガ第30節マインツ戦が同リーグ309試合目の出場となり、アジア人最多出場記録を塗り替えた。

 2008年1月に浦和レッズからヴォルフスブルクに渡った長谷部は、2013-14シーズンをニュルンベルクで過ごし、翌シーズン以降はフランクフルトでプレー。そして先日のブレーメン戦で、1979~83年に同じくフランクフルトに所属し、レヴァークーゼン(83~89)でも活躍したアジア人のブンデスリーガ最多出場記録保持者、元韓国代表FWのチャ・ボムグン氏に並ぶと、マインツ戦で新記録を樹立した。

 1963年に創立されたブンデスリーガだが、同リーグで初めてプレーしたアジア人選手は、ケルンの一員として1977年10月22日にデュイスブルク戦に先発出場した元日本代表の奥寺康彦氏。現横浜FCの取締役会長は、80年には当時2部のヘルタ・ベルリンに送り出されたが、81年夏にブレーメンに移籍すると、86年の退団まで1部では合計234試合に出場し、それから30年間以上にわたって同リーグに挑戦する数々の日本人選手の先駆者となった。

 アジア出身でブンデスリーガのクラブに所属したことのある選手が最も多いのは、日本人の32人。また韓国からはこれまで19人、イランからは15人がブンデスリーガに参戦し、中国(5人)、フィリピン(4人)と続いている。

 アジア人のブンデスリーガ出場ランキングのトップ10は以下の通り。上位10位にランクインした選手で、長谷部以外にブンデスリーガでプレーしている選手はブレーメンFW大迫勇也のみとなっており、先日フランクフルトと新契約を結んだ長谷部の記録がしばらく更新されることはないはずだ。

【アジア人のブンデスリーガ出場ランキング】
1位 長谷部誠(日本)309試合
ボルフスブルク/ニュルンベルク/フランクフルト

2位 チャ・ボムグン(韓国)308試合
ダルムシュタット/フランクフルト/レヴァークーゼン

3位 メフディ・マダヴィキア(イラン)255試合
ボーフム/HSV/フランクフルト

4位 奥寺康彦(日本)234試合
ケルン/ブレーメン

5位 ク・ジャチョル(韓国)211試合
ボルフスブルク/マインツ/アウクスブルク

6位 ヴァヒド・ハシェミアン(イラン)208試合
HSV/ボーフム/バイエルン/ハノーファー

7位 酒井高徳(日本)170試合
シュツットガルト/HSV

8位 アシュカン・デジャガ(イラン)158試合
ビーレフェルト/ヴォルフスブルク

9位 大迫勇也(日本)152試合
ケルン/ブレーメン

10位 香川真司(日本)148試合
ドルトムント

※アジアサッカー連盟に転籍したオーストラリア人国籍の選手を含めた場合、ドルトムント、フランクフルト、1860ミュンヘンで160試合のブンデスリーガ戦に出場したネッド・ゼリッチが8位にランクインする。

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