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柏木が”熱発隔離部屋”からMOM

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豊富な運動量と次々にチャンスを生み出す創造性。19歳の柏木がこの試合のマンオブザマッチに選ばれた。
もっとも、無得点でのMOMとあって、「僕がMOMをもらいましたけど、危ない場面でトシくん(青山敏)が得点を止めてチームを救ってくれました。あれがなかったら…」と広島の先輩に感謝。取材陣から「青山くんが”自分がMVPだ”と言ってましたよ」と向けられると「MVPを上げたいです。ぜひ」と言って笑った。
90分を通して衰えなかった運動量を思えばにわかには信じがたいが、実はベトナムから帰国した18日早朝から体調を崩しており、細貝ら3選手とともに21日朝まで「隔離部屋」で生活をしていたという。その間、練習以外の時間は他の選手との接触を禁じられ、食事も別だった。
その事実を別の場所で聞いた記者が聞くと「僕のは喉が痛い程度で、風邪ではなかったと思うけど…。言っちゃいけないと言われていたけど、終わったからまあいいか」と苦笑いした。
ベトナムと日本との気温差や移動の疲れなどが原因だった様子。最後は「北京は日本のサッカーを世界にアピールできる場でもある。メダルを取れるように頑張りたい」と意気込みを示していた。
(取材・矢内由美子)

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