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「唯一『無観客試合』を経験しているクラブです」浦和の公式声明に批判集まる

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2014年3月23日に行われた唯一の無観客試合

 浦和レッズは18日、無観客試合の開催について声明を発表し、一般社団法人日本トップリーグ連携機構が決めた新名称『リモートマッチ』を使用せず、独自に『ONE HEART MATCH』と呼ぶことを表明した。公式サイトを通じて、サポーターに「心の中で共に闘い、手を取り合い、肩を組み、叫びましょう!」と呼びかけている。

 浦和は今月15日、Jリーグが定めた無観客試合のガイドラインに「反対」の意を表明。ファン・サポーターが所有する横断幕が一律で禁止されたことに抗議し、「せめて統一ルールではなく、各クラブ判断とするべき」という文書を公表していた。

 今回の声明では、あらためてファン・サポーターとのつながりを強調した形。埼玉スタジアム2○○2で開催される7月4日の第2節横浜F・マリノス戦が無観客試合のため、ファン・サポーターが観戦することはできない中、「浦和レッズに関わるすべての人たちのおもいを一つに結集して、共に闘いましょう!」と熱く呼びかけている。

 一方でこの声明は、SNSを中心にさまざまな観点から物議を醸している。

 浦和は声明の中で、新たな名称を採用した理由として「浦和レッズは、唯一『無観客試合』を経験しているクラブです」と説明。サポーターによる差別的な横断幕が出されたことを受け、Jリーグからの制裁措置として課された2014年のJ1第4節を指したものとみられるが、対戦相手の清水エスパルスが無観客試合を強いられたことには触れられていない。

 また『ONE HEART MATCH』の呼称についても、清水は昨季の終盤戦から『One Heart』のスローガンやハッシュタグをクラブの公式プロモーションで活用していたこともあり、さらなる疑念が浮上。浦和の公式Twitter(@REDSOFFICIAL)には清水サポーターだけでなく、浦和サポーターからも批判の声が相次いでいる。

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