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連敗を喫した2位ラツィオ、指揮官S・インザーギはスクデット争いに白旗「目標はCL出場権」

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 セリエAで2位に付けているラツィオ。たが第30節、第31節と連敗を喫したことで、シモーネ・インザーギ監督はスクデット獲得について諦めのコメントを発している。

 現地時間7日に行われたセリエA第31節、レッチェ対ラツィオは1-2で決着した。ラツィオは開始5分で先制したものの、前半のうちに追いつかれると、後半立ち上がりにも失点し、1-2とひっくり返された。試合はこのままフルタイムを迎え、ラツィオは前節ミラン戦に続いて連敗を喫している。

 ラツィオ指揮官インザーギは試合後、『スカイスポーツ・イタリア』に対して「私たちの夢は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場すること」と明言。優勝ではなく、欧州カップ戦が目標だと語っている。

「この試合でも問題が多かった。我々には複数の負傷者がいて、チームとして力を出し切るのも難しい状況だったね。ターンオーバーにも限りがあり、調子が下降線に入っていることは否めない。これまで何か月も敗れていなかったのに、ここ15日間で3試合敗れたことは偶然ではないよ。残念ながらね……」

「とはいえ、そんな中でもチームや選手たちは奮闘してくれていると思う。彼らには感謝の気持ちしかないよ。多くの選手が50%ほどのフィジカルだったかもしれないが、最善を尽くしてくれている」

 指揮官は「だが夢を捨てるわけにはいかない。我々の目標はCLの出場権だ。それが身の丈に合った夢になると思う。できるだけそれを早く達成したいと思っているよ」と続け、今季の目標はスクデットではなく、来季のCL出場権だと口にした。

 ラツィオは連敗を喫したものの、今節での順位は2位から動きはない。首位ユベントスも同じ節で敗れたため、両者の勝ち点差は7のままとなっているが、インザーギ監督は残り7試合でこの勝ち点差をひっくり返すのは不可能だと見ているもようだ。

 なお、今節の対戦相手レッチェを率いていたのは、現役時代ラツィオでともにプレーしたファビオ・リベラーニだった。インザーギにとって旧友との再開は、スクデット争いからの脱落を意味する手痛い敗北となってしまった。

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